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海外競馬ニュース
2014年09月18日  - No.37 - 1

カリフォルニア州、新しい鞭使用ルールが発効予定(アメリカ)[開催・運営]


 騎手の鞭使用を制限するルールが、サンタアニタパーク競馬場の24日間の秋開催(9月26日開幕)で適用される予定である。

 騎手組合(Jockeys' Guild)のダレル・ヘア(Darrell Haire)事務局長は、「カリフォルニア州の競馬産業のリーダーと競馬統轄機関は、騎手の競走中の鞭使用に関する新しいルールを施行するために5月から取り組んでいます。新ルールは、馬の反応を見るまでに騎手が鞭を続けて使用できる回数を3回までとすることになるでしょう」と語った。

 同事務局長によれば、カリフォルニア州競馬委員会(California Horse Racing Board)は新ルールを2015年初めまでに施行することを予定しているが、全ての関係団体の準備が整っているので、サンタアニタ競馬場はブリーダーズカップを施行する秋開催に新ルールの適用を計画している。

 ヘア事務局長は、「このルールがうまくいくようにするために、騎手と裁決委員は数多くの会合を重ねてきました。そして、大多数の騎手がこの新ルールに納得しています」と語った。

 このルールは、馬に鞭を3回使用した後に一旦休止すること、あるいは鞭の持ち手を変えることを要求する。ヘア事務局長は、会合全体を通じて大部分の騎手の意見が一致したと語った。

 そして次のように続けた。「鞭を3回使用することは可能ですが、その後馬に反応する猶予を与えなければなりません。馬が反応している間に、数完歩追うか、数完歩進んでいる間に鞭の持ち手を変えることができます」。

 ヘア事務局長は、「鞭使用ルールの違反があった場合、罰せられるのは騎手で、馬が失格になったり、賞金に影響が及ぶことはありません。初めてこのルールに違反した騎手に対する罰則は、この変更に慣れるのに時間が必要であるため、最初は比較的軽いものとなります」と語った。

 そして、「騎手たちはすでにデルマー開催開始時からこのルールに適応しているので、適応可能でしょう」と付言した。

By Frank Angst

[bloodhorse.com 2014年9月4日「California Preparing Riding Crop Rule Change」]


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