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TOPページ > 海外競馬ニュース > 英国競馬賭事の日本での提供には大きな壁(日本)[その他]
海外競馬ニュース
2014年01月23日  - No.3 - 4

英国競馬賭事の日本での提供には大きな壁(日本)[その他]


 大望を抱くことは素晴らしいことであるが、無い物ねだりをすることはまた別の話である。アットザレーシズ社(At The Races)レーシングUK社(Racing UK)の共同事業体であるGBIレーシング社(GBI Racing)は、衛星放送やインターネットを通じて英国競馬の内容、データ、情報などの提供を行っており、その熱意を極東に向けている。

 豪州と同様に、香港やシンガポールのパリミューチュエル賭事提供地域ですでに見られたように、GBIレーシング社がきっかけを見つけることができれば、英国競馬は規模の大きい日本の賭事市場に足を踏み入れて行くことになるだろう。

 レーシングUK社を率いるリチャード・フィッツジェラルド(Richard Fitzgerald)氏はGBIレーシング社の共同CEOを務めているが、ジャパンカップ開催のために来日し、その際、ジョッキークラブのメンバーでウェザビーズ社(Weatherbys)の会長で、女王陛下の代理を務めアスコット競馬場の会長でもあるジョニー・ウェザビー(Johnny Weatherby)氏とともに英国大使館を訪問した。

 フィッツジェラルド氏は、「GBIレーシング社は英国競馬賭事を日本に輸出することに非常に熱意を持っています。世界一の賭事市場であり、多くの利益があると信じています」と語った。

 同氏は、日本では農水省が競馬を監督していることを指摘し、「ロビー活動に多くの困難が待ち構えていると考えられるため英国大使館を訪問しました。話を前に進めるには時間がかかるにしても興味をそそられているのは確かだと思います」と語った。

 フィッツジェラルド氏は、PMU(フランス場外馬券発売公社)も同様の共同事業の方針を持つことを期待していると述べ、JRA(日本中央競馬会)レースのテレビ中継を行っているグリーンチャンネルとも話し合いを行った。

 日本では4つの競技(競馬、モーターボート、競輪、モーターバイク)だけを対象に合法的に賭事が運営されており、2012年のシェアはそれぞれ62.9%、21.1%、14.2%、1.8%であった。賭事市場は近年活況とは言えないが、依然として大規模である。

 2012年の全体的な賭事売上げは257億9,000万ポンド(約4兆3,843億円)に相当し、そのうち競馬の独占パリミューチュエル市場は162億ポンド(約2兆7,540億円)を売上げ、そのうち142億4,000万ポンド(約2兆4,208億円)がJRAの売上げで、残りは二番手の地方競馬(NAR)の売上げである。

 JRAの全体的な賭事売上げの96%が場外でのものであり、75%が賭事客へ払戻される。売上げのシェアは、3連単が35.9%、馬連が13.9%、複勝が7.6%、単勝が4.7%である。

 GBIレーシング社の大きな野心への障害は、国外の賭事を完全に禁止する日本の法律であり、この方針は今後もずっと維持されるようである。

 JRA国際部の国際企画室長は次のように語った。「私たちは法律によって賭事を提供することが特別に許可されていますが、それは日本の居住者向けだけであり、しかも日本の競馬を対象にした馬券しか売ることができません」。

 「競馬ファンは、とりわけディープインパクトやオルフェーヴルが出走するようなときに凱旋門賞を対象とした馬券を販売することを望みますが、それはできません。日本の競馬ファンが凱旋門賞の馬券を買うには、パリあるいは香港に行かなければなりません」。

 同室長は、現在電話・インターネット投票による馬券売上げが現金による馬券売上げを上回り60対40の比率になっていることを明らかにしたが、日本の競馬賭事市場は近い将来海外に開放される兆しはないと付言した。

By Howard Wright
(1ポンド=約170円)

[Racing Post 2013年12月10日「Uphill struggle to get British racing into Japan」]


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