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TOPページ > 海外競馬ニュース > メイダン競馬場のダートへの転換で勢力図は大きく変わる(ドバイ)[その他]
海外競馬ニュース
2014年07月03日  - No.26 - 2

メイダン競馬場のダートへの転換で勢力図は大きく変わる(ドバイ)[その他]


 ドバイカーニバルのリーディングトレーナーであるマイク・デコック(Mike de Kock)調教師は、メイダン競馬場のタペタ(オールウェザー馬場の一種)からダートへの転換は勢力図を大きく変え、来年のドバイカーニバルの出走馬構成を再検討せざるを得ないと語った。

 デコック調教師は相変わらず熱心にドバイカーニバルに管理馬を送り込んでいる。2003年のドバイワールドカップナイトで2頭の勝馬を出し中東での初勝利を挙げて以来、130頭以上の勝馬を出している。しかし、英国、アイルランド、フランスの調教馬がダート競走での経験を十分に積んでいないことを考慮すれば、欧州の競馬関係者の関心を維持するためにドバイワールドカップナイトでより多くの芝レースが施行されるべきなのかもしれないと、同調教師は示唆した。

 メイダン競馬場は5月、この革新的な競馬場が2010年にオープンする際に敷設されたタペタを撤去すると発表したが、タペタの開発者マイケル・ディキンソン(Michael Dickinson)氏はこれを“後ろ向きの一歩”と言い表した。

 数人の英国の調教師が、ダート競走にこれまでと同じ頭数の出走馬で臨むのは気乗りしないと示唆したが、ドバイワールドカップの運営者は、この転換により米国からの関心が盛り返すことを期待している。

 南アフリカを拠点とするデコック調教師は、この転換は不可避だったと考えるが、タペタが敷設当初の状態から変質してしまったことに失望し、ドバイの熱帯砂漠気候が大きな原因となったのかもしれないと述べた。

 そして次のように続けた。「馬場の転換はこれまでの勢力図を大きく変えると考えます。2010年の時のタペタは信じられないほど素晴らしかったと言えます。私たちはこぞってタペタを称賛していました。これまで馬を走らせた中でおそらく最高の馬場でした」。

 「しかし、その後、タペタ馬場は変質してしまいました。おそらく気候がこのオールウェザー馬場に良い影響をもたらさなかったのでしょう。2010年の時のタペタは2014年には全く別物となっていましたので、何かがうまくいかなかったのでしょう。何らかの手が打たれるべきでした」。

 「夏に気温40度〜50度になれば、馬場は焼けます。ワックスやオイルが含まれていますので、砂漠の気候はオールウェザー馬場に良い結果をもたらさなかったようです」。

 「確かに馬場は同じ状態ではありません。色さえも変わり、2010年には乳白色だったものが2014年には真っ黒になり、質感もまるで違っていました」。

 「オールウェザー馬場を砂漠に敷設するのであれば、夏に一旦はがし取って冷房の効いた場所に格納し、冬に再び敷設するのも1つのアイデアですが、多大な労力を要するでしょう」。

 この変更が調教活動にどのように影響するかについて、デコック調教師は次のように述べた。「芝とオールウェザーの双方に向いた馬を購買してきたので、あまり影響はありません。芝とオールウェザーは非常によく似ていると考えます。馬は芝を得意とすればオールウェザーも得意とします」。

 「購買を検討している馬に関しては考え方が大きく変わります。これまで南米馬を所有し、一組の南アフリカ馬を連れて来ていました。しかしこれからは高速のレースを得意とし全速力で走る大型馬をターゲットとしなければならないでしょう。このことは間違いなく私たちの考え方を変えることになります」。

 「欧州馬を遠ざけることになると困るので、より多くの芝レースが施行されることを望む者もいるでしょう。この馬場転換は欧州馬の出走を少なくさせるかもしれません。米国馬がドバイカーニバルに参戦するとは思えませんが、ドバイワールドカップに殺到することは間違いないでしょう。欧州馬に関してはそうはいきません」。

 「私はダート馬場でも多くの勝利を収めてきましたので、さほど困っている訳ではありません。ただ考え方を変えなければならないでしょう」。

 ハムダン殿下(Hamdan Al Maktoum)が、今年のドバイワールドカップに米国馬を引きつけられなかったのは馬場のせいであるとして懸念を表明した3月からすでにタペタ撤去の前兆があった。

 ビル・モット(Bill Mott)調教師は、1996年にナドアルシバ競馬場で開催された第1回ドバイワールドカップをシガー(Cigar)で制したが、2013年の同レースでは管理馬ロイヤルデルタ(Royal Delta)は12頭中10着に終わった。同調教師は「ダートに転換することで、ドバイワールドカップへの米国人調教師の関心をずっと高めることができるでしょう」と語った。

 ナドアルシバ競馬場のドバイワールドカップを制したことのあるもう1人の調教師リチャード・マンデラ(Richard Mandella)氏は、今年参戦しなかった理由を次のように語った。「ドバイワールドカップに出走して勝つ見込みのある優良馬がちょうどいなかっただけです。タペタであろうとダートであろうと関係ありません。しかしダートが得意な馬がいれば、今後はできるだけ参戦したいと思うでしょう」。

By Jon Lees

[Racing Post 2014年5月27日「Dirt switch a game-changer says De Kock」]


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