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TOPページ > 海外競馬ニュース > 国際的魅力を持つイングリス社イースター1歳セール(オーストラリア)[生産]
海外競馬ニュース
2014年04月24日  - No.16 - 3

国際的魅力を持つイングリス社イースター1歳セール(オーストラリア)[生産]


 率直に言って、過去40年間世界中のセリを渡り歩いた人間として、今週オーストラリアのシドニーで開催されたイングリス社イースター1歳セール(Inglis Easter Yearling Sale)ほど外貨の影響を受けた市場を見たことがない。

 数字を見る限りでは、海外購買者はセレクトセッションで取引された馬の少なくとも3分の1(100頭以上)を購買している。しかし、彼らの全体的な支出は収益の3分の2以上を占めることになるだろう。

 そしてこれは実際の購買しか反映していないので、国内購買者が海外購買者に競り勝った場合を考慮に入れれば、国際的な影響力はずっと大きいものと言える。

 イングリス社のマーケティングチームは世界中からこんなにも購買者を集めたことで、その評価を高めた。まるでニューマーケットやキーンランドで開催されているようで、多くの見覚えある顔が揃っていた。

 昨年の素晴らしい購買に続いて、シャドウェル牧場(Shadwell)はこのセールで20頭を購買し、大きな衝撃を与えた。ダーレーも積極的な購買を行ったが、低い価格での購買にとどまった。他の欧州の購買者の中には、チャイナホースクラブ(China Horse Club)などのさまざまなグループのために購買を行っているジョン・ウォレン(John Warren)氏、カタールレーシング社(Qatar Racing)のために購買しているデヴィッド・レッドヴァース(David Redvers)氏、アンソニー・ペンフォールド(Anthony Penford)氏、エイドリアン・ニコル(Adrian Nicoll)氏、ダーモット・ファリントン(Dermot Farrington)氏、ミック・フラナガン(Mick Flanagan)氏および我々のバジャーズブラッドストック社(Badgers Bloodstock)がいた。

 南アフリカの購買者もモハメド・ビン・カリファ・アル・マクトゥーム殿下(Sheikh Mohammed Bin Khalifa Al Maktoum)などの馬主のために購買を行っているジェアン・マレルブ(Jehan Malherbe)氏やマイク・デ・コック(Mike de Kock)調教師がいたことで非常に目立っていた。ハッセン・アダムス(Hassen Adams)氏とジョーイ・ラムスデン(Joey Ramsden)氏も高額の購買を行った。

 香港からの購買客は牡馬部門においてその勢いを実証した。香港ジョッキークラブ(Hong Kong Jockey Club)も数頭購買したが、同じく香港から来たジョン・ムーア(John Moore)調教師とその息子ジョージ氏の強力な購買によって、その部門のリーディングバイヤーの座を明け渡した。

 日本からは吉田ファミリーとビッグレッドファームが高額の購買を行った。

 米国からはこのセリの新たな参加者であるジョン・モイニハン(John Moynihan)氏、メリーベル牧場(Merriebelle Stable)、スペンドスリフト牧場(Spendthrift Farm)が揃って高額馬を購買したことで皆を驚かせた。

 シンガポールとニュージーランドの購買者は手頃な価格の購買で存在感を現した。

 なぜシドニーで開催されたイースターセールは、外国人顧客はあまり積極的ではなかったマジックミリオンズ社(Magic Millions)のセリとは程遠い結果を出したのだろうか?

 イングリス社は海外からの投資を惹きつけるのに多大な努力を行った一方で、マジックミリオンズ社は国内市場を重点的に扱ったという印象を私は受けている。イングリス社はより国際的魅力のあるカタログ作りを行い、新設されたランドウィック競馬場のオータムチャンピオンシップが国際的関心をさらに惹きつけたことも確かだ。

 為替レートが安くなったことでオーストラリアでの購買は2013年よりも手頃になった一方で、賞金額があまりぱっとしない欧州競馬や薬物が多用される米国競馬と比べて、オーストラリア競馬は活気があり馬主にとって所有馬を出走させるのにやりがいのある環境を提供しているという印象を広く与えたように思われる。

By Grant Pritchard-Gordon

[Racing Post 2014年4月12日「Biggest international influence I’ve seen at a sale in 40 years」]


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