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海外競馬ニュース
2014年04月03日  - No.13 - 3

ホランド騎手、韓国の騎手免許を6ヵ月延長(韓国)[その他]


 ダリル・ホランド(Darryll Holland)騎手は、3月16日に韓国の第二都市にあるプサン競馬場で2つのビッグレースを制し、リーディング争いでの地位を固めたことにより韓国での騎乗免許を6ヵ月間延長されたことに祝杯を挙げた。

 マンチェスター出身のホランド騎手は1年前に、欧州人として初めて韓国馬事会(Korea Racing Authority: KRA)の騎手免許を取得し、オーストラリア人のピーター・ウォルスリー(Peter Wolsley)調教師とコンビを組んだことが功を奏して54勝を挙げた。

 ホランド騎手は、「何事もうまく行っています。今週は4勝を挙げており、そのうちの2勝が今日のビッグレースでの勝利でした。それは、南アフリカから移住したバート・ライス(Bart Rice)調教師が管理するKRAカップマイルの1番人気馬になると思われる馬での勝利と、ピーターが管理し現在5連勝中で韓国一の高額賞金レースで1番人気に推されるだろうチョンジブルぺ(Cheonji Bulpae)による勝利でした」と語った。

 そして、「今シーズンは19勝を挙げて首位騎手とはたった1勝差ですので、これ以上の幸せなんてありません。現在の騎手免許は4月で切れますが、KRAは6ヵ月延長し、どの時点においても2ヵ月前に免許返上を決められる柔軟性を与えてくれており、私はこのことに感謝しています」と語った。

 ホランド騎手は韓国語で挨拶や食べ物の注文ができるが、その他に関してはKRAの通訳を介している。

 「要求は通訳され必要な情報は得られますが、もちろん発馬機からスタートすれば自力で頑張るしかありません」とホランド騎手は語った。

 そして、「今はシーズンが本格的に始まっていない準備運動の期間です。1月と2月は非常に寒く、気温はマイナス5℃ですが、冷たい風のせいで体感温度はマイナス10℃ほどです」と続けた。

 英国と時差が9時間あるにもかかわらず、生まれた時からのマンチェスターユナイテッドファンであるホランド騎手は、オールドトラッフォード(マンチェスターユナイテッドのホームスタジアム)でのリヴァプール戦のために昨夜テレビにくぎ付けになっていた。

 「実況は韓国語ですが構いません。選手は熟知していますし、ボールがゴールに入るのを見るだけで良いのです」。

 ホランド騎手にとって残念だったのは、この日の試合ではボールが一方通行でマンチェスターユナイテッド側のネットに3回も入ったことであった。

By Graham Green

(関連記事)海外競馬ニュース 2014年No.22「英国のホランド騎手、新天地の韓国を拠点として活動中(韓国)

[Racing Post 2014年3月17日「Holland dazzling in his new role in South Korea」]


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