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海外競馬ニュース
2014年04月03日  - No.13 - 1

ジョン・ベラスケス騎手、獲得賞金の北米記録を樹立(アメリカ)[その他]


 3月22日にターフウェイパーク競馬場のスパイラルS(G3)で、ウィーミスアーティー(We Miss Artie)を勝利に導いたことで、殿堂入り騎手のジョン・ベラスケス(John Velazquez)氏は、北米での獲得賞金が3億ドル(約300億円)に達した史上初のジョッキーとなった。

 ケン&サラ・ラムジー(Ken and Sarah Ramsey)夫妻所有のウィーミスアーティーは、エクリプス賞を数回受賞したトッド・プレッチャー(Todd Pletcher)調教師に管理され、この勝利で賞金28万2,000ドル(約2,820万円)を獲得した。またこのスパイラルSの優勝は、ベラスケス&プレッチャー・コンビのステークス競走353勝目となり、重賞226勝目となった。

 その後ベラスケス騎手は3月23日にサンランド競馬場の総賞金8万5,000ドル(約850万円)のニューメキシコブリーダーズオークスを制し、ステークス競走の勝鞍をさらに増やし、生涯獲得賞金額を3億33万477ドル(約303億3,048万円)としてその週末を締めくくった。この数字は、生涯獲得賞金ランキング2位のパット・デイ(Pat Day)騎手に200万ドル(約2億円)の差をつけ、さらには現役で生涯獲得賞金ランキング5位のマイク・スミス(Mike Smith)騎手の2億5,069万498ドル(約250億6,950円)に5,000万ドル(約50億円)の差をつけている。

 ベラスケス騎手のほかには、北米の生涯獲得賞金が200万ドル(約200億円)を超えている騎手はたった12人ほどである。デイ騎手やスミス騎手に加え、このグループには、引退したジェリー・ベイリー(Jerry Bailey)騎手、クリス・マッキャロン(Chris McCarron)騎手そしてラフィット・ピンカイJr(Laffit Pincay Jr.)騎手、現役のエドガー・プラード(Edgar Prado)騎手、ケント・デザーモ(Kent Desormeaux)騎手、ゲイリー・スティーヴンス(Gary Stevens)騎手、アレックス・ソリス(Alex Solis)騎手、コーリー・ナカタニ(Corey Nakatani)騎手そしてギャレット・ゴメス(Garrett Gomez)騎手がいる。

 すべての国で獲得した賞金を加えれば、ベラスケス騎手は3月23日時点で3億760万3,999ドル(約307億6,040万円)を獲得している。同騎手は総賞金100万ドル(約1億円)以上のレースを27勝しており、一番最近の優勝は9月にワイズダン(Wise Dan)で制したウッドバインマイルS(G1)である。

 ベラスケス騎手が獲得した北米で最高額の賞金は、2007年にモンマスパーク競馬場でイングリッシュチャンネル(English Channel)で制したBCターフ(G1)の300万ドル(約3億円)である。また世界で最高額の賞金は、2005年にロージズインメイで制したドバイワールドカップ(G1)の600万ドル(約6億円)である。

 エクリプス賞を2回受賞したベラスケス騎手は、5,000勝を達成したわずか25名の騎手の1人である。同騎手は3月23日時点でステークス競走848勝、重賞527勝である。

By Frank Angst

[bloodhorse.com 2014年3月24日「Velazquez Reaches Purse Earnings Milestone」]


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