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TOPページ > 海外競馬ニュース > 種牡馬セルカーク、老衰で死去(イギリス)[生産]
海外競馬ニュース
2013年02月07日  - No.6 - 2

種牡馬セルカーク、老衰で死去(イギリス)[生産]


 競走生活でチャンピオン馬となり英国拠点で近年成功した種牡馬のセルカーク(Selkirk)は、25歳の誕生日の2日後の1月3日、ニューマーケットのランウェイズスタッド(Lanwades Stud)で老衰のために亡くなった。

 セルカークは種牡馬としてずっとランウェイズスタッドで繋養され、種付頭数は年間100頭以下に保たれていた。90頭のステークス勝馬、45頭のパターン競走勝馬および15頭のG1勝馬を送り出し、産駒獲得賞金は3,500万ポンド(約49億円)以上に上った。

 シャーペンアップ(Sharpen Up)産駒の同馬は昨年、牝馬ナーレイン(Nahrain)がフラワーボウル招待S(G1)を、またシティスケープ(Cityscape)がドバイデューティーフリー(G1)を制し、ビッグレース勝馬2頭の父馬となった。

 現役時代は調教師がイアン・ボールディング(Ian Balding)、馬主がオーナーブリーダーのジョージ・ストローブリッジ(George Strawbridge)氏で15戦6勝を挙げた。2歳時にデビュー戦となった準重賞スターダムSを制し、3歳時にはクーヨンガ(Kooyonga)を破ってクイーンエリザベス2世S(G1)に優勝した。

 4歳時は、当時G2であったロッキンジS、セレブレーションマイルおよびチャレンジSをすべて2馬身以上の差で優勝し、充実したシーズンとなった。

 記憶に残るサセックスSでは、マーリング(Marling)にクビ差で敗れ、わずかに2つ目のG1制覇はならなかった。

 しかしこれらの実績により、セルカークは1991年と1992年に欧州最優秀マイル馬、1992年に英国最優秀古馬となった。

 ボールディング氏は、「セルカークは私が知る中でも最も素晴らしい馬でした。彼は優れた気質を持っていました。見事な優良馬で、同馬を3シーズン預かりましたが、光栄なことでした」と語った。

 そして次のように続けた。「大器晩成型で、競馬場に行くまではとてものんびりとした馬でした。ミルリーフ(Mill Reef)のように厩舎で人に襲い掛かるような馬ではありませんでした。しかし、私は彼に何かを感じていたに違いありません。そうでなければ最初から準重賞競走に出走させることはなかったでしょうから」。

 「セルカークはやや運の無い馬でもありました。サセックスSでマーリングと戦った素晴らしいレースはいつも思い出されますが、ほんの一歩足りませんでした」。

 「この時はやや体調が下降しており100%の状態ではなく、最後の2〜3ヤードでそれは明らかでした。ことことは思い出すたび悲しくなります」。

 ボールディング調教師は、ボーダーアロー(Border Arrow)、トランスアイランド(Trans Island)のようなセルカーク産駒でも重賞勝利を収めた。

 愛1000ギニー(G1)で3着となったアニーエッジ(Annie Edge)を母とするセルカークは、ブラッドメアサイアーとしても頭角を現した。セルカークの牝馬は、ヨークシャーオークス勝馬クウィフ(Quiff)をはじめとしマウントネルソン(Mount Nelson)、シンプリーパーフェクト(Simply Perfect)およびターマガント(Tarmagant)などのG1勝馬を出している。

 セルカークは2009年に受胎率が低下し、一時的に種牡馬生活を引退したが、2010年と2011年は限られた頭数に種付けを行い、同馬の最後の産駒は現在1歳である。

 21年間セルカーク産駒の競走生活を見守り続けてきたランウェイズスタッドのオーナーであるカースティン・ロージング(Kirsten Rausing)氏は、「セルカークを種牡馬生活全体にわたって私たちの牧場で繋養できたことは非常に光栄でした」と語った。

 そして、「彼は素晴らしく優しく寛大な性格でした。彼が居なくなり、非常にさびしくなりますが、彼の思い出は牧場だけではなく、国内外のサラブレッド産業において生き続けるでしょう」と付言した。
 

セルカークが送り出したG1勝馬
 

スクウィーク(Squeak 牝・1994年生)ビバリーヒルズH、メイトリアークS

フィールドオブホープ(Field Of Hope 牝・1995年生)フォレ賞

ウィンス(Wince 牝・1996年生)英1000ギニー

アルティエリ(Altieri 牡・1998年生)イタリア共和国大統領賞

リーダーシップ(Leadership 牡・1999年生)ミラノ大賞典

サルク(Sulk 牝・1999年生)マルセルブサック賞

フェイバラブルタームズ(Favourable Terms 牡・2000年生)ナッソーS

プリンスカーク(Prince Kirk 牡・2000年生)イスパーン賞

カストリア(Kastoria 牝・2001年生)愛セントレジャー

レッドブルーム(Red Bloom 牝・2001年生)フィリーズマイル

セルミス(Selmis 牡・2004年生)イタリア共和国大統領賞

シティスケープ(Cityscape牡・2006年生)ドバイデューティーフリー

ダルヤカナ(Daryakana 牝・2006年生)香港ヴァーズ

アナウンス(Announce 牝・2007年生)ジャンロマネ賞

ナーレイン(Nahrain 牡・2008年生)オペラ賞、フラワーボウル招待S

  
By Martin Stevens

 
[Racing Post 2013年1月5日「Balding leads tributes to ‘the most wonderful horse’ Selkirk」]

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