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海外競馬ニュース
2013年12月05日  - No.49 - 3

スティーヴンス騎手、ビッグ・スポート・オブ・ターフダム賞を受賞(アメリカ)[その他]


 北米競馬広報専門家交流協会(Turf Publicists of America: TPA)は11月15日、今年のビッグ・スポート・オブ・ターフダム賞の受賞者に今年のプリークネスS(G1)とBCクラシック(G1)の勝利騎手であるゲイリー・スティーヴンス(Gary Stevens)騎手を選出したと発表した。

 TPAのプレスリリースによれば、この賞は毎年、メディアおよび競馬広報専門家との協力関係を通じて競馬報道を強化した個人あるいは団体に授けられる。

 スティーヴンス騎手は声明において、「今年は素晴らしい年でどんどん良い方向に向かいました。大変光栄に思っています。憧れの騎手や親しい友人がこの賞を受賞していて、恐れ多い名誉です」と語った。

 50歳のスティーヴンス騎手は引退後7年を経て1月に現役復帰した。復帰後わずか1ヵ月で重賞勝ちを果たし、すぐにエリート騎手として地位を再び確立した。立て続けにビッグレースを優勝し、11月14日までに重賞17勝を挙げ、そのうち8勝はG1優勝であった。

 同騎手は、オクスボウ(Oxbow)で3度目のプリークネスS(G1)優勝を果たし、ビーホルダー(Beholder)でも3度目のBCディスタフ(G1)優勝を果たし、ムーチョマチョマン(Mucho Macho Man)でBCクラシック(G1)を初優勝した。

 TPAのマンディ・ミンジャー(Mandy Minger)理事長は、「ゲイリーは長年にわたって競馬メディアと競馬広報専門家に信頼がある騎手ですが、おそらく今年はその驚異的な復帰が皆を驚かせました。ゲイリーはこの間ずっと、インタビューに対応し続けてくれ、それらは心がこもった率直なものでした」と語った。

 スティーヴンス騎手は引退生活を送っているときに、NBCスポーツHRTVの競馬アナリストを務めた。2005年に怪我のために騎乗できなくなるまでに、スティーヴンス騎手はすでに逸話に富んだ競走生活で5000勝以上を挙げており、それには三冠競走8勝とブリーダーズカップでの8勝が含まれていた。

 ビッグ・スポート・オブ・ターフダム賞は、クリス・リンカーン(Chris Lincoln)氏がホスト役を務める12月10日のアリゾナ大学競馬産業プログラム(Race Track Industry Program)の昼食会で授与される。これは、アリゾナ州ツーソンで開催されるアリゾナ大学主催の「2013年競馬およびゲーミングに関するシンポジウム」(2013 Symposium on Racing and Gaming)の一環である。

 TPAは約150名の北米における競馬場および競馬機関の広報・マーケティング専門家で構成され、ビッグ・スポート・オブ・ターフダム賞は、1966年から毎年授与されている。

 これまでのビッグ・スポート・オブ・ターフダム賞受賞者は、マイク・スミス(Mike Smith)騎手、パット・デイ(Pat Day)騎手、ラフィット・ピンカイJr.(Laffit Pincay Jr.)騎手騎手、クリス・マッキャロン(Chris McCarron)騎手、ビル・シューメイカー(Bill Shoemaker)騎手、アンヘル・コルデロJr.(Angel Cordero Jr.)騎手およびエディ・アルカロ(Eddie Arcaro)騎手、ボブ・バファート(Bob Baffert)調教師、D・ウェイン・ルーカス(D. Wayne Lukas)調教師、ジャック・ヴァン・ベルグ(Jack Van Berg)調教師および昨年の受賞者デール・ラモンズ(Dale Romans)調教師である。サラブレッド競馬に日常的には関ってない受賞者としては、作家のローラ・ヒレンブランド(Laura Hillenbrand)氏、キャスターのジム・マッケイ(Jim McKay)氏、俳優のティム・コンウェイ(Tim Conway)氏とジャック・クラグマン(Jack Klugman)氏である。

By Blood-Horse Staff

(関連記事)海外競馬ニュース2013年No.24「スティーヴンス騎手、劇的復帰後のクラシック初勝利(アメリカ)

[bloodhorse.com 2013年11月15日「Big Sport of Turfdom Award to Jockey Stevens」]


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