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TOPページ > 海外競馬ニュース > キーンランド9月1歳セール、サラブレッド生産の堅調さを確認(アメリカ)[生産]
海外競馬ニュース
2013年10月10日  - No.41 - 1

キーンランド9月1歳セール、サラブレッド生産の堅調さを確認(アメリカ)[生産]


 9月21日(土)に終了した12日間のキーンランド9月1歳セールは、昨年の売上げを大きく上回り、セリ前の楽観的観測どおり、売上げ全般と記録的な中間価格で商業としてのサラブレッド生産がしっかりとした経済基盤を取り戻したことを示した。

 今シーズンは、2歳セールと夏の1歳セールで売上げが増加し、その後のキーンランド9月1歳セールでは2,744頭が売却され、総額2億8,049万1,300ドル(約280億4,913万円)の売上げとなった。これは2,516頭を売却した2012年の27.6%増である。

 そして上場馬が昨年の3,604頭から3,908頭へと8%増加した中で、平均価格と中間価格も増加した。12日間のセリ終了後の全体平均価格は前年比17%増の10万2,220ドル(約1,022万円)で、2007年以来初めて10万ドル(約1,000万円)を超えた。また全体の中間価格は昨年の4万5,000ドル(約450万円 2006年のタイ記録)から11.1%増加し初めて5万ドル(約500万ドル)に達した。

 主取率は微増したが、昨年の19.2%に対し19.9%となり、ほどほどの水準にとどまった。コンサイナーやセリ会社の役員は、売上げと同様に、セリの開始から終了にかけて入札者の中で多くのアクセントや外国語が聞かれたことに強い印象を受けていた。これは、世界中からあらゆる価格帯の米国生産馬に対する需要が今なお存在することの現れである。

 キーンランド協会(Keeneland Association)のセリ担当理事であるジェフリー・ラッセル(Geoffrey Russell)氏は、明らかに堅調さの見られたセリについて次のように語った。「2つの事が進行しているように思います。まず、経済状況に変化がありセリの活況に寄与したように思います。人々は2008年からセリから遠ざかっていたので、消費する楽しさを実感し、経済状態およびサラブレッド生産業に一層の確信を持っているので、進んで高額の購買を行っています。自画自賛になりますが、私たちは人々をセリに呼ぶために、1年中国内外を飛び回ってきたからだと思います」。

 キーンランド協会は今年、これまでブック1のセレクトセッションをたった一度しか開催しなかったセリ形式を4日間に拡大し大幅に変更した。また長年午前10時か11時であったブック1セッションの開始時間を遅らせて正午としたが、多くの入札者は、延長時間があったものの新形式のカタログに記載された全上場馬を見ることができなかったという不満を口にした。

 しかし、一流購買者がより多くの馬を取捨選択するために長期間留まったことで第1週目の売上げは上々で、これらの変更が良かったとされた。ブック1では100万ドル(約1億円)以上で購買された1歳馬が昨年の約3倍の18頭に上り、同じく18頭の購買があった2008年以来最も多頭数であった。

 今年の最高価格馬は、父がウォーフロント(War Front)で母がブレーディングゴールドリング(Blading Gold Ring ステークス競走3着馬 父デュアリング)の牡馬で、250万ドル(約2億5,000万円)で落札された。クールモア牧場のマイケル・ヴィンセント・マグナイア(Michael Vincent Magnier)氏が、ブック1セッションの最終日であるセリ4日目にこの牡馬を落札した。この馬は2月7日に生まれ、ピーター・オカラガン(Peter O'Callaghan)氏のウッズエッジ社(Woods Edge)が上場し、G1の3着馬エメラルドゴールド(Emerald Gold ブレーディングゴールドリングの半妹 父ウォーフロント)と非常に近い血統を持つ。

 もう1頭が200万ドル(約2億円)の大台に乗った。それは220万ドル(約2億2,000万円)の最高価格で落札された牝馬で、インデアンチャーリー(Indian Charlie)を父とする、G1馬ウィルテイクチャージ(Will Take Charge)とテイクチャージインディ(Take Charge Indy)の半妹である。マンディ・ポープ(Mandy Pope)氏のウィスパーヒル牧場(Whisper Hill Farm)がヒルンデールセールズ社(Hill ‘n’ Dale Sales)から購買した。

 売上げは第2週目に急上昇し、セリ7日目の9月16日の昼過ぎまでに、すでに昨年の11日間の開催全体の総売上げ2億1,978万1,500ドル(約219億7,815万円)を上回った。

 今回初めて産駒が上場された種牡馬の中では、レーンズエンド牧場(Lane’s End)のクオリティロード(Quality Road)の産駒45頭が総額553万8,000ドル(約5億5,380万円)で売却され売上げでトップとなり、クレイボーン牧場(Claiborne)のブレーム(Blame)の産駒23頭が平均価格19万4,357ドル(約1,944万円)で売却され平均価格でトップとなった。

 コンサイナーとキーンランド協会の役員は、1歳馬への大きな国際的関心に注目したが、米国内の買い手もすべてのレベルで積極的な購買を続けている。クールモア牧場とその最大のライバルであるモハメド殿下(Sheikh Mohammed)のダーレー牧場との間で100万ドル単位の競り合いが繰り広げられる日々は過去のものとなったが、クールモアもダーレーもこのセリでその存在感を感じさせていた。

 セリ終了時にモハメド殿下の弟でシャドウェル牧場(Shadwell Estate Co.)のオーナーであるハムダン殿下(Sheikh Hamdan)は、全体で27頭を総額1,160万ドル(約11億6,000万円)で購買しリーディングバイヤーとなり、マグナイア氏は4頭を平均価格147万5,000ドル(約1億4,750万ドル)で購買し平均価格によるリーディングバイヤーとなった。

 コンサイナーの中では、ケンタッキー州ニコラビルにあるテイラーメイド牧場(Taylor Made Sales)が254頭にもおよぶ馬を3,131万3,500ドル(約31億3,135万円)で売却し、楽々とリーディングコンサイナーとなった。3頭以上売却したコンサイナーにおける平均価格は12万3,281ドル(約1,234万円)であった。またクリアスカイ牧場(Clearsky Farm)が8頭を平均価格32万1,875ドル(約3,219万円)で売却し、平均価格のリーディングコンサイナーとなった。

 今年のキーンランド9月1歳セールでは、2頭の非常に人気ある種牡馬、ゲインズウェイ牧場のタピット(Tapit)およびクレイボーン牧場のウォーフロントの評判が高まった。この2頭は、売却額でリーディングサイアーの1位、2位になった。タピット産駒38頭が総額1,567万ドル(約15億6,700万円)で、ウォーフロント産駒35頭が総額1,405万7,000ドル(約14億57万円)で売却された。しかし平均価格でリーディングサイアーとなったのは、5頭の落札額平均が52万3,000ドル(約5,230万円)だったクールモア牧場のガリレオ(Galileo)である。

By Glenye Cain Oakford

[bloodhorse.com 2013年9月21日「Industry Finds Solid Footing at Keeneland」]


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