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TOPページ > 海外競馬ニュース > チェルトナム競馬場、総工費約68億円の改修を計画(イギリス)[開催・運営]
海外競馬ニュース
2013年05月09日  - No.19 - 1

チェルトナム競馬場、総工費約68億円の改修を計画(イギリス)[開催・運営]


 英国最大の障害開催を行うチェルトナム競馬場は3月28日、総工費4,500万ポンド(約67億5,000万円)の改修計画を発表し、大規模な再開発を阻止したいと願っていたボックス席所有者の望みを砕いた。

 同競馬場の常連客にはボックス席所有者もおり、A&Rブロックとしても知られている老朽化したクイーンマザースタンドの取り壊しに反対していたが、最終的には何とか維持されるだろうと考えていた同スタンドが、イングリッシュ・ヘリテージ(English Heritage訳注:英国の歴史的建造物を保護する目的で英国政府により設立された組織)の保護対象リストから除外されたと聞かされた。

 しかし、この大規模な改修資金がどのように調達されるかについての疑問に対しては、競馬場オーナーであるジョッキークラブから確たる回答がなかった。

 この改修工事の資金調達方法について述べることのできなかったジョッキークラブグループ社のポール・フィッシャー(Paul Fisher)社長は、「このように多額の費用を要する改修をこれまで実施したことはありません」と語った。

 この改修は2014年チェルトナムフェスティバル終了後すぐに着手されて22ヵ月続くが、競馬開催が中止されることはない。

 差し迫っている懸念の1つは、クイーンマザースタンドのボックス席所有者の気持ちを鎮めることである。1920年代に建設されたクイーンマザースタンドは、建築許可にしたがって取り壊され、スティーヴン・リムブリック建築事務所(Stephen Limbrick Associates)のデザインによる、新しい年間会員のための施設のほか一般客のための観戦スペース、プライベートボックス席やロイヤルボックス席のある新しいグランドスタンドが造られる。

 ボックス席所有者との話し合いは今後も続けられるだろうが、ジョッキークラブのCEOサイモン・バザルゲット(Simon Bazalgette)氏は3月28日、イングリッシュ・ヘリテージがジョッキークラブに対して「クイーンマザースタンドは保護対象リスト入りの要件を満たさない」旨伝えていたと述べた。

 “ロイヤルチャーター(国王の許可状)”に従って競馬界に利益を再投資しているジョッキークラブは、過去10年で競馬場施設に1億5,500万ポンド(約232億5,000万円)、チェルトナム競馬場には過去30年で8,000万ポンド(約120億円)の投資を行ってきた。

 しかし、英国最大の競馬場運営グループがこの計画のためにどのように資金支出するかについての詳細は、全く不明である。

 フィッシャー社長は次のように語った。「今後数週間に発表する予定の商業的なさまざまな方法を通じて、資金支出がなされるでしょう」。

 「私たちは必要な資金準備を実行する自信があり、すべての可能性を模索しています」。

 そして次のように付言した。「チェルトナム競馬場はますます力をつけており、今が投資を行う適期であると考えています」。

 「チェルトナム競馬場のこの4,500万ポンド(約67億5,000万円)の計画は、ジョッキークラブが今まで経験したことのない最大の開発投資となるでしょう。これまでにこのように莫大な費用の計画を実施したことはありません」。

 バザルゲット氏は、チェルトナムフェスティバルが改修の資金調達の一助とするため土曜日に閉幕するよう編成される予定はなく、また開発のための支出によって賞金額が影響を受けることもないと語った。

 そして、「物事のバランスを取らなければなりませんが、現状以上の成長が望ましいと考えるレースの賞金額は維持します」と続けた。

 ジョッキークラブの当局者は、チェルトナム自治区議会(Cheltenham Borough Council)へ提案の概要を説明し、初期の反応は大変素晴らしいものであったと述べた。詳細にわたる計画申請は、4月末までに提出される予定である。

 計画によれば、5階建ての新グランドスタンドは、現在より5,000人も多い6,500人を収容することができる。高架の通路、グランドスタンド裏のパドックを一望できる展望テラス、年間会員のための施設および現在のA&Rブロックにおける55人のボックス席所有者の専用施設も設けられる。

 ジョッキークラブ競馬場社(Jockey Club Racecourses)のチェルトナム競馬場および南西地区担当のイアン・レントン(Ian Renton)理事は、「私たちはすべてのA&Rボックス席所有者と連絡をとっており、改修中でも利用可能な施設についての話し合いは夏の間も続けられます」と語った。

 そして次のように続けた。「多くの人々が大きな関心を持っています。彼らのニーズに応える施設を提供できると強く確信しています」。

 「これは、今の競馬ファンが期待する施設を提供する素晴らしい改修になるでしょう」と付言した。

 しかしレントン理事は、改修で競馬場の収容人数を増やすことにはならないだろうと述べた。

 今年のチェルトナムゴールドカップ当日の入場者数は前年より5,000人減少し、6万7,570人であった。

 レントン理事は、「この改修に関しては、特にチェルトナムゴールドカップ当日の収容人数をもとに検討します。現在以上に入場者数が増えることはないでしょう」と語った。

 同理事は、工事期間中の2015年のチェルトナムフェスティバルで収容人員を変える必要はないと見込んでおり、「フェスティバル開催中に改修工事が行われることは1つの挑戦ですが、この工事は比較的コンパクトなものです」と語った。

 そして次のように付言した。「私たちは、2015年までに完成するスタンドの正面に階段を設けることを検討しており、今は入場者に提供できていない新たな展望スペースを提供することができるでしょう」。

By Bill Barber
(1ポンド=約150円)

[Racing Post 2013年3月29日「Cheltenham unveils its £45m vision for future」]


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