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海外競馬ニュース
2012年10月04日  - No.41 - 3

賦課金計画担当の文化・メディア・スポーツ大臣にマリア・ミラー氏が就任(イギリス)[その他]


 マリア・ミラー(Maria Miller)氏は、9月4日のデヴィッド・キャメロン内閣の初改造でジェレミー・ハント(Jeremy Hunt)氏の後任として文化・スポーツ・メディア大臣に就任したことで、10月末になると来年の賦課金計画を決定しなければならない可能性がある。

 障害者問題担当大臣を務めていたミラー下院議員の昇任は、政界内に大きな驚きを与えた。文化・メディア・スポーツ省(Department of Culture, Media and Sport:DCMS)の大臣となった同氏は、競馬界と賭事産業の要人達にとっては新顔である。

 しかし、オーウェン・パターソン(Owen Paterson)氏が環境・食糧・農村地域大臣に任命されたことで、競馬界は政府のトップに意見を反映させることが保証されている。同氏は有名な競馬支持者かつ熱心な馬の乗り手であり、つい先月ドーナル・ファーヒ(Donal Fahy)騎手が優勝したあの恐ろしく困難なモンゴルダービーにおいて、昨年完走している。

 BHA(英国競馬統轄機構)の渉外担当理事であるウィル・ランブ(Will Lambe)氏は、次のように語った。「私たちはジェレミー・ハント氏が新しい保健大臣としてご活躍されることをお祈りするとともに、マリア・ミラー大臣とお会いすることを楽しみにしています。現在の法律では、10月末までに関係する団体間で賦課金計画について同意されなければ、この問題はミラー大臣が処理することになります」。

 そして、「私たちは近年DCMSと円滑に仕事を進めてきており、政府は競馬界の資金調達制度を改善することを約束してくれています。私たちは当然ながら、ミラー大臣には賦課金の決定に関与するのではなく長期の構造的問題に重点的に取り組んで頂けることを望んでいます」と付言した。

By Graham Green

[Racing Post 2012年9月5日「Surprise DCMS choice Miller could determine levy」]


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