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TOPページ > 海外競馬ニュース > アイルランド、すべての賭事に課税する法案を発表(アイルランド)[開催・運営]
海外競馬ニュース
2012年08月30日  - No.36 - 1

アイルランド、すべての賭事に課税する法案を発表(アイルランド)[開催・運営]


 アイルランド政府は7月19日、すべての賭事から収入を得るとともにベッティングショップの営業時間を延長する法案をようやく発表し、マイケル・ヌーナン(Michael Noonan)財務大臣が昨年12月に発表した公約は果たされた。

 ブライアン・コーウェン(Brian Cowen)首相は2年前、海外賭事に税の網を掛ける法律を導入することを初めて示唆していた。そして最新の予算案において、全ての遠隔賭事に1%の売上税、ベッティング・エクスチェンジ賭事には15%の粗利益税とすることが2011年財政法に加えられた。

 ジグソーパズルの最後の一個は、すべてのベッティング・エクスチェンジ提供業者とインターネット賭事業者に運営免許取得を義務付ける7月19日の修正賭事法案である。現在この法案は制定に向けての途上にあり、アイルランド競馬界は、これにより創出される追加収入がどのように競馬産業に還元されるかに関する政府の決定を待たなければならない。

 ホースレーシングアイルランド(Horse Racing Ireland: HRI)のCEOブライアン・カヴァナー(Brian Kavanagh)氏は、政府がどのように対応するか手掛かりを与えなかったが、法案にベッティングショップの営業時間延長を組み入れるという予期しなかった対応を歓迎した。

 アジア競馬会議(Asian Racing Conference)が開催されているトルコで、カヴァナー氏は、「この法案は、競馬界に確かな資金調達制度を備えるのに向けた重要なステップです。ベッティングショップの夜間営業を認可することは売上げに必ずプラス効果を与えるものであり、復活祭の日曜日にも営業するのを見られるのはうれしいです」と語った。

 そして次のように続けた。「ラドブロークス社(Ladbrokes)が復活祭の日曜日にフェアリーハウス競馬場ではベッティングショップを営業できるのに、わずか5分隔てたラトースの街中では営業できないというおかしなことになっていました」。

 「法案の具体的な詳細について意見を述べるには、アイルランドに帰国し徹底的に検討する必要があるでしょう。この法案は成立までいくつかの段階を経なければならず、私たちは興味を持って見守りたいと思います」。

 ベットフェア社(Betfair)は今年、インターネット賭事とベッティング・エクスチェンジ賭事への課税が市場に与える影響についての分析報告を委託し、それを基に提案より高い税率はどのようなものであれ両賭事のビジネスモデルを破綻させるだろうと主張していた。

 アイルランド・ベットフェア社の地域担当マネージャーであるグラハム・ロス(Graham Ross)氏は7月19日に次のように語った。「ベットフェア社は、アイルランドにおけるインターネット賭事税制の枠組み導入に向けて取り組むことに重点を置いています。この税制が効果的な規制システムと結合すれば、前向きな一歩となるでしょう」。

 「ベットフェア社は、賭事運営免許を与えられ、公正かつ持続的な方法でアイルランド経済に貢献することに引き続き熱意を持っています。インターネット賭事からの税収入を最善に活用する方法を決定するのはアイルランド政府の問題です」。

 アイルランドブックメーカー協会(Irish Bookmakers’ Association)のシャロン・バーン(Sharon Byrne)会長は、法案がベッティング・エクスチェンジ提供会社とその他のブックメーカーとを違うやり方で課税し続けることに“失望”を表明した。

 同氏は、「すべての賭事業者に粗利益税が課されると思ったのに、1%の売上税をそのまま維持したことにがっかりしています。粗利益税ならば複雑なことなしにどのような形式の賭事にも課税できるのです」と語った。

 また、「復活祭の日曜日は利益を上げる競馬を提供しているのに、ベッティングショップを営業しないというのはばかげていました」と付言した。
 

法案の要点

 > > すべての遠隔賭事に1%の売上税が課される一方、ベッティング・エクスチェンジ賭事には15%の粗利益税が課されることが提案された。

 > > アイルランド市場で営業する遠隔賭事業者とベッティング・エクスチェンジ賭事業者は、歳入庁から運営免許を取得し、売上げに対して国内消費税を支払わなければならなくなる。

 > > インターネットあるいは電話を通じて受け付けている賭金が年間20万ユーロ(約2,000万円)以下または売上げの10%以下の小規模な賭事業者は、遠隔賭事ブックメーカーの運営免許を取得する必要はなくなる。

 > > すべてのベッティングショップは今後復活祭の日曜日も営業でき、聖金曜日(復活祭の日曜日の前の金曜日)とクリスマスを除いて一年中午前7時から午後10時まで営業することができることになる。また現在、夜間営業はアイルランドで夜間競馬開催が施行される日に限られている。

By Jessica Lamb
(1ユーロ=約100円)

[Racing Post 2012年7月20日「Ireland moves to tax all betting platforms」]


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