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TOPページ > 海外競馬ニュース > ヴィーチ裁決委員、ライフアットテン事件での対応を弁解(アメリカ)[その他]
海外競馬ニュース
2011年08月25日  - No.34 - 4

ヴィーチ裁決委員、ライフアットテン事件での対応を弁解(アメリカ)[その他]


 6月28日〜30日の3日間の行政審判で、ケンタッキー州の上席裁決委員であるジョン・ヴィーチ (John Veitch)氏は、自身がライフアットテン(Life At Ten)の事件に関して競馬ルールに違反したというケンタッキー州競馬委員会(Kentucky Horse Racing Commission: KHRC)の訴えについて、自らの立場を主張した。

 2010年11月5日のBCレディースクラシック(G1)において、ジョン・ベラスケス(John Velazquez)騎手がライフアットテンの馬場入りの際のESPNによるインタビューで同馬の返し馬の様子が普段通りではなかったと述べた後、適切な手順が取られたものと確信しているとヴィーチ 氏は証言した。テレビ局のプロデューサーは裁決委員に連絡を取ったが、ベラスケス騎手は現場の獣医師にその懸念を伝えなかった。

 ライフアットテンはゲートが開いたときからほとんど追われることなく全くレースをしてなかった。

 ベラスケス騎手は2011年4月、ケンタッキー州の競馬ルールに多少違反したかもしれないと認め、問題を解決するために1万ドル(約90万円)の過怠金を支払うことに同意した。そしてこの額の半分は慈善事業に寄付された。しかしヴィーチ 氏は、この訴訟によって自身の名誉と評判が危険に晒されていると述べ、解決に向けての話し合いをすべて拒否していた。

 ヴィーチ 氏を担当するトム・ミラー(Tom Miller)弁護士は6月30日、ロバート・レイトン(Robert Layton)審査官に対し、捜査でヴィーチ 氏の裁量濫用の証拠が完全に欠如しているとして訴えを棄却するよう申し立てていた。レイトン審査官はこの申し立てを拒否し、結論が出されるまで数ヵ月を要すると述べた。

 ヴィーチ 氏は 審問の1日目に、自身及び担当した2名の裁決委員すなわちブルックス・ビクラフト(Brooks Becraft)氏とリック・ライ(Rick Leigh)氏は、発走前に獣医師に対しライフアットテンを検査するよう指示できる立場になかったと述べた。ベラスケス騎手は獣医師に馬の状況を伝えるべきだったと述べた裁決委員ビクラフト氏の証言に対し質問され、ヴィーチ 氏は裁決委員が獣医師と連絡をとったならばライフアットテンを出走取消にしたかもしれないと自身が述べたことを認めた。

 ヴィーチ 氏は、裁決委員は誰でもライフアットテンを検査するように競馬場の獣医師に自主的に連絡を取ることはできたはずなのに、実際にはそのようなことにはならなかったと述べた。ビクラフト氏は確認した上で競馬場の獣医師と連絡を取らなかったものと、ヴィーチ 氏は考えている。

 ヴィーチ 氏は、「私の論拠は、裁決委員は獣医学あるいは医学的な意見について獣医師と連絡を取ることは決してないということです。私たちはそのように訓練を受けておらず、それは私たちの責任分野ではなく、州の獣医師の責任分野です」と語った。

 この点は長期にわたる審問の間、複数回繰り返された。ヴィーチ 氏はまた、テレビ局が放送予定を説明するブリーダーズカップ前の会議に今回初めて裁決委員は招集されなかったことを指摘した。馬場入り後のベラスケス騎手に対するESPNのインタビューが、レース発走前のライフアットテンの状態をめぐる議論の火付け役となったことは明らかである。

 KHRCの馬医学担当理事であるメアリー・スカレー(Mary Scollay)獣医学博士はレース日の翌日にテレビを観るまで、ベラスケス騎手がESPNのインタビューで話したことについて知らなかったと証言した。ライフアットテンは落ち着いており肉体的問題が見られなかったため、獣医師は適切に行動したと同博士は述べた。

 また審問によって、KHRC内で人間関係上の摩擦がある可能性が明らかになった。ミラー弁護士により質問されてヴィーチ 氏は、「2010年ブリーダーズカップ以降、より多くの関係者と話すことでライフアットテンについての調査を拡大することを計画していたが、KHRCのマーク・ギルフォイル(Marc Guilfoil)副専務理事がKHRCにこの捜査を担当させるよう頼んできたと」述べた。

 ヴィーチ 氏は、最初の調査が最終段階に到達する前に調査を諦めるように依頼されたのは初めてであると述べた。KHRCはこの件に関して約70人の証人を招集し、ヴィーチ 氏が規則に違反したとして出頭命令を出すことを9対1で可決した。

 ヴィーチ 氏は、競馬運営事業に関してKHRCのリサ・アンダーウッド(Lisa Underwood)専務理事との間には軋轢があったと述べた。

(関連記事)海外競馬ニュース 2011年No.17「騎手のレース前の懸念は時として無視される(アメリカ)」、「ベラスケス騎手、1万ドルの過怠金支払いに同意(アメリカ)」

By Ron Mitchell and Tom LaMarra
(1ドル=約90円)

[The Blood-Horse 2011年7月9日「Veitch Defends His Actions in Life At Ten Situation]
 


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