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TOPページ > 海外競馬ニュース > 検疫ルールの変更で、ソーユーシンクの歴史的挑戦が危ぶまれる(オーストラリア)[その他]
海外競馬ニュース
2011年08月11日  - No.32 - 1

検疫ルールの変更で、ソーユーシンクの歴史的挑戦が危ぶまれる(オーストラリア)[その他]


 ソーユーシンク(So You Think)の歴史的快挙となるだろうコックスプレート(G1)3連勝への挑戦の可能性は、7月4日にオーストラリアで行われる話合いの結果にかかっている。

 バリードイル厩舎(Ballydoyle)とニューマーケットのサイドヒル牧場(Side Hill Stud)における検疫施設の適格性が問題になり、この予期しなかった展開はメルボルンカップ(G1)の国際的チャレンジにも影響を与えるかもしれない(訳注:バリードイル厩舎はクールモア牧場の競走部門を担当する施設であり、いずれもジョン・マグニア氏に所有されている)。

 レーシングヴィクトリア社(Racing Victoria Ltd.)の代表者たちは、オーストラリア検疫検査局(Australian Quarantine and Inspection Services: AQIS)が、これまでの海外遠征時に使用していたエイダン・オブライエン(Aidan O’Brien)調教師のバリードイル厩舎とニューマーケットにあるサイドヒル牧場のいずれも検疫施設として認めないとしたことで生じた議論に至急対処するため、オーストラリア政府の職員と話合いを持つことを予定していた。メルボルンの地域紙であるジ・エージ紙(The Age)は、この政府の決定は“オーストラリアの競馬産業に衝撃波を送った”と表現した。

 オーストラリア支局からのレポートによれば、検査官たちは昨年もより厳格なルールを適用し、隔離中の馬が検疫施設内において他の馬と近くなりすぎるという理由で、これらの検疫施設に反対しているとのこと。

 しかしレーシングヴィクトリア社の関係者は、解決策を見つけることに望みを失っていない。

 ソーユーシンクがエクリプスS(G1)を優勝したことや、オーストラリアでも依然として大きな話題になる同馬を帰国させることに対する同馬の関係者、とりわけ1,000エーカー(400ha)もの広さのバリードイル厩舎の関心の強さが、AQISの異議を乗り越えるための一助となるだろう。

 ソーユーシンクは10月23日のコックスプレートに出走するのであれば、9月8日に検疫入りしなければならない。

 オブライエン調教師は、7月3日朝のソーユーシンクの状態は良好であると発表し、「馬の状態には非常に満足しています。今朝は引き運動だけさせました」と述べた。

 しかし同調教師は将来の計画について、「新しい検疫のルールは、馬をオーストラリアに遠征させるのを非常に難しくします」と付け足した。

 レーシングヴィクトリア社のリー・ジョードン(Leigh Jordon)氏は、スプリングカーニバルの勧誘に着手するために7月3日に英国に到着したが、もしオーストラリア政府が軟化しなければ、何もできないことになるかもしれない。

 同氏は、「私はオーストラリアの検疫管理者たちと話しをしました。彼らは7月1日と4日に検疫施設についての話合いを行う予定ですので、何らかの反応が得られるでしょう」と語った。

 そして次のように続けた。「もちろん私たちはソーユーシンクにコックスプレートの3勝目に挑戦してほしいと思っています。私たちは7月4日に政府からのこの件についての反応を待っているところです。その意見は非常に重要なものとなるでしょう」。

 クールモア牧場を統率するジョン・マグニア(John Magnier)氏の息子であるトム・マグニア氏は7月3日、オーストラリアの報道関係者に対し、父親は常にコックスプレートを勝ちたがっていると述べた。

 しかし、ソーユーシンクの共同馬主であるダト・タン・チン・ナム(Dato Tan Chin Nam)氏のオーストラリア担当マネージャーであるダンカン・ラマージュ(Duncan Ramage)氏は、マレーシアで事業を営むタン・チン・ナム氏はエクリプスSの勝利に興奮していたが、コックスプレートでも優勝することに固執しているわけではないと述べた。

 ラマージュ氏はオーストラリアAP通信に次のように語った。「ソーユーシンクはコックスプレートに出走するとすれば、凱旋門賞(G1)や米国のブリーダーズカップに出走することができません」。

「タン氏はエクリプスSの優勝を非常に喜んでいました。そしてソーユーシンクがオーストラリア競馬の大使となることを熱望しています」。

「またソーユーシンクが世界中でオーストラリア競馬の旗手となることを望んでおり、同馬はすでにコックスプレートを2回制しています」。

 結論が早期に出されることを期待している他の調教師の中には、メルボルンカップを毎年の目標としているルカ・クマーニ(Luca Cumani)調教師がいる。

 同調教師は次のように語った。「詳細を聞くのを待っています。もし問題があるならば遠征できないということですから非常に残念です。メルボルンカップは私たちが参戦したいレースです」。

「現時点ではマニガー(Manighar)とドランクンセイラー(Drunken Sailor)をメルボルンカップに挑戦させるつもりですが、あと1〜2頭にもその可能性があります」。

「展開を見守るしかありませんが、残念なことです。検疫施設は10年以上適切であるとされてきました」。

 オーストラリア当局がとった強硬路線は、世界的にも一流スプリンターであるブラックキャビア(Black Cavier)の遠征計画にも影響を与えるかもしれない。なぜなら報告書は、同馬が12月に出走する予定の香港スプリント(G1)が開催されるシャティン競馬場の検疫施設がプロトコル(条件)を満たしていないとも述べているからである。

By Jon Lees

[Racing Post 2011年7月4日「So You Think history bid hit by new Australian quarantine rules」]


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