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海外競馬ニュース
2011年04月21日  - No.16 - 3

ベットフェア社、英国厩務員協会のキャンペーンに資金提供(イギリス)[開催・運営]


 ベットフェア社は3月11日、英国の競馬場における厩務員施設の最低基準を確立する英国厩務員協会(National Association of Stable Staff: NASS)のキャンペーンを後援するために、2万5,000ポンド(約350万円)を拠出することを誓約した。

 そして NASSのこのキャンペーンは、競馬界において、ベッティング・エクスチェンジ提供会社であるベットフェア社から資金提供を受けた一番最近の受益者となった。ベットフェア社はこれに先立って2010年に賦課金の自発的支払いを停止し、その代わり特定の機関に資金援助を行うことを決定していた。

 ベットフェア社とNASSの今回の取組みは、独立の競馬場のみが施設の再開発、改装、改善および向上に利用できることになるだろうが、NASSが定めた最低基準を満たすのに役立つ重要な措置であると思われる。

 NASSのCEOジム・コーネリアス(Jim Cornelius)氏は、「NASSのメンバーである多くの厩務員は仕事として競馬場に行くので、厩務員施設の水準を良くしてほしいと考えており、NASSに期待しています」と語った。

 そして次のように続けた。「3つの競馬場グループが所有する競馬場は、NASSが定めた最低基準を満たせるようにするための基金を利用することができるはずです。しかし独立の競馬場は、厩務員施設をその水準に到達させるための財源を持っていないでしょう」。

 ベットフェア社のマーチン・クラッダス(Martin Cruddace)法規担当部長は、「ベットフェア社はNASSが厩務員のために行っている重要な取組みを認識しています」と述べた。

 そして、「ベットフェア社は、この活動からNASSが締め出されるべきではないと感じており、このスポンサーシップは厩務員が競馬界の中で演じている重要な役割への感謝の印です」と語った。

 ベットフェア社は2010年7月、競馬場および競馬関連の慈善活動に毎年125万ポンド(約1億7,500万円)以上の資金を提供すると発表した。そしてその2ヵ月後には初めての直接的な資金提供を行い、ランボーンのオークシーハウス(Oaksey House 訳注:負傷騎手の居住施設)への支援を続けるとともに英国北部の同様の施設に対する計画を支援するために、負傷騎手基金(Injured Jockeys’ Fund)に対して10万ポンド(約1,400万円)を提供した。

By Paul Eacott
(1ポンド=約140円)

[Racing Post 2011年3月12日「Betfair pledge £25,000 to aid Nass campaign」]
 


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