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TOPページ > 海外競馬ニュース > 馬の距離適性を予測する遺伝子検査サービス会社が出現(アイルランド)[その他]
海外競馬ニュース
2010年02月11日  - No.6 - 5

馬の距離適性を予測する遺伝子検査サービス会社が出現(アイルランド)[その他]


 アイルランドの遺伝学者エメリン・ヒル(Emmeline Hill)博士と調教師で馬主でもあるジム・ボルジャー(Jim Bolger)氏は、エクイノム社(Equinome)という名の馬遺伝子検査サービス会社を設立した。同社はサラブレッド購買者と生産者に、個々の馬の最適な競走距離を予測する一助となる遺伝子検査サービスを提供する。

 エクイノム社が“スピード遺伝子検査”と名づけたこの検査は、アイルランド国立大学ダブリン校(University College Dublin: UCD)のヒル博士らによる研究を基礎としている。この研究の結果は1月20日、『MSTN遺伝子の多型はサラブレッドの短距離競走と長距離競走への適性を予測する(A Sequence Polymorphism in MSTN Predicts Sprinting Ability and Racing Stamina in Thoroughbred Horses)』というタイトルで、論文審査のある学術専門オンライン誌パブリック・ライブラリー・オブ・サイエンス誌(PLoS ONE)に掲載された。

 この研究は、馬の競走能力に関するものではなく、従って競走レベルを予測するものではない。この研究は、筋肉量と関連する2つの対立遺伝子の分布が、個々の馬の最も勝つ可能性の高い競走距離への適性と強く関係しているということを示すものである。この検査はまた、生産者が選択したある一定の競走距離において活躍する競走馬を作り出す可能性をより高める交配計画に役立てられるだろう。

 ヒル博士は、「この種の遺伝子検査としては世界初となるエクイノム社の“スピード遺伝子検査”を用いれば、今や検体を採取した数週間後に馬の遺伝子タイプを明確に知ることができます。これで、選抜、調教および生産の決定の際、これまでの不明瞭さを軽減することができます」と語った。

 1980年代にスティープルチェイスのチャンピオンとなった牝馬ドーンラン(Dawn Run)の馬主チャーミアン・ヒル(Charmian Hill)氏を祖父に持つヒル博士は以前、“サラブレッドの牝系ラインにおけるミトコンドリア遺伝子の分布”および“サラブレッドと他の馬種の間の遺伝子の差異”についての革新的な研究を発表していた。ボルジャー氏は近年テオフィロ(Teofilo)、ニューアプローチ(New Approach)およびフィンシャルベオ(Finsceal Beo)などのチャンピオン馬を調教した。

 エクイノム社は、UCDの技術革新・技術移転センターであるノヴァUCD社(NovaUCD)の子会社であり、ノヴァUCD社内に本社を置いている。

 エクイノム社は1月29日と30日にキルデア郡キルのゴフス社(Goffs)で開催されるアイルランド・サラブレッド生産者協会(Irish Thoroughbred Breeders' Association)の2010年エキスポにおいて、正式に“スピード遺伝子検査”を開始させる予定である。そしてヒル博士は『暗号を読み取る:明らかになったスピード遺伝子(Cracking the Code: the speed gene revealed)』と題されたセミナーを開くこととなっている。

By John P. Sparkman

[thoroughbredtimes.com 2010年1月20日「Hill, Bolger launch genetic testing company」]


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