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海外競馬ニュース
2010年12月16日  - No.50 - 2

好調のフランス競馬、賞金額を増加(フランス)[開催・運営]


 英国競馬が2011年の十分な賞金額を得るのに苦しんでいる一方で、フランス競馬は好調に回っているようだ。

 11月19日夜に開催されたフランスギャロ(France Galop)の理事会において、2011年の1着賞金を3%増加させる決定が下された。これは、2010年6月からインターネット賭事市場が開放されて以降、昨今の経済不況にも拘わらずパリミューチュエル賭事の売上げが持ちこたえていることで可能になった。

 2010年の賭事売上げは、競馬に93億ユーロ(約1兆1,160億円)が賭けられてそのうち7億3,100万ユーロ(約877億2,000万円)が競馬界に還元された2009年よりも、わずかに増加していると伝えられた。

 なお、理事会ではロンシャン競馬場の件も話し合われた。ブーローニュの森にある同競馬場は、40年間大幅に改築されたことはなかった。

 次の段階としては、2011年春から建築家たちの提案を受付ける予定であり、ロンシャン競馬場は工事が行われている間の1年間閉鎖される。2013年の凱旋門賞は他の競馬場で施行されると考えられており、欧州で最高賞金額の芝競走である凱旋門賞と凱旋門賞ウィークエンドの他の6つのG1競走を開催する競馬場に選ばれるのは、シャンティイ競馬場である可能性が高い。

(1ユーロ=約120円)
By Desmond Stoneham

[Racing Post 2010年11月23日「Thriving French racing gets prize money boost」]


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