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海外競馬ニュース
2010年10月14日  - No.41 - 4

伝説的騎手のレース、2011年も開催される可能性(イギリス)[その他]


 パット・エデリー(Pat Eddery)氏、ジョン・フランコム(John Francome)氏とその仲間たちは、伝説騎手レース(Leger Legends race)が2011年も開催される可能性が9月9日に浮上したことから、もう一度勝馬に乗るチャンスを得られるかもしれない。

 9月7日にドンカスター競馬場で行われた伝説騎手レースおよび昼食会やオークションによって、負傷騎手基金(Injured Jockeys' Fund: IJF)と北部競馬学校(Northern Racing College: NRC)のためにおよそ12万5,000ポンド(約1,750万円)が集められた。そのマイル競走では、チャーリー・スワン(Charlie Swan)氏が他の15人の元一流騎手を負かした。

 運営委員会の委員長を務めたティム・アダムズ(Tim Adams)氏によれば、このイベントを2011年にも開催してほしいという要望がかなりある。

 「私はイベント終了後に会場を回って、すべての参加騎手への感謝に努めました。そして16人中12〜13人と話をしましたが、全員が、“来年もこれを開催してほしいし、そのときには参加させて欲しい”と言いました。大テントの特別席を購入して楽しんだ人々もまったく同じことを言うと思います”と述べました」。

 「これは個人的な意見であり私の自由にはなりませんが、おそらくドンカスター競馬場もこのイベントを再度開催したいと思っていると思います。このイベントを企画した元調教師のジャック・ベリー(Jack Berry)氏とNRCも同じだと思います。したがって今年と同様に来年また開催されるのであれば、大変嬉しく思います」。

 「準備に非常に多くの作業を要しますが、私たちには素晴らしい委員会があります。競馬場のジャック・ベリー氏以外に特に2人挙げるとすれば、それは、報道とウェザビーズ社(Weatherbys)との連絡を仕切ってくれたメアリー・アン・サンダーコック(Mary-Ann Sandercock)氏およびNRCのCEOドーン・グッドフェロー(Dawn Goodfellow)氏の個人助手であるミッシェル・バーズリー(Michelle Bardsley)氏でしょう。バーズリー氏は大テント内の座席決めや裏方のあらゆる雑務をこなしてくれたまったくの立役者です」。

 アダムズ氏はブックメーカーからの寄付金の詳細報告を待っているが、現在までの見積り金額について次のように語った。「おそらく12万5,000ポンド(約1,750万円)くらい集まったと思います。参加騎手は本当に賞賛されるべきであり、個人的な資金援助という形でおそらく3万5,000ポンド(約490万円)くらい集めたと思います」。

 「バーバラ・ウィルキンソン(Barbara Wilkinson)氏はレースに2万ポンド(約280万円)の資金提供を行い、オークションでは約5万5,000ポンド(約770万円)を売り上げました。残りは、寄付金とレストランの多少の収益です。私たちは人が集まるようにうまく売り込みましたので、大テントには480人が集まりました。協力してくださったすべての人々に感謝しています」。

 「今回のイベントは非常にうまくいったと思います。そして、テレビや新聞での報道は素晴らしかったと思います。それらは、イベントに趣きと特色を与えました」。

 ドンカスター競馬場のマーク・スピンサー(Mark Spincer)場長もまた、もう1度伝説騎手レースを施行することを望んでおり、次のように付言した。「私たちはこれを来年再び開催することを熱望しています。それに資金を拠出したことを満足に思っています。大成功でした」。

By David Carr
(1ポンド=約140円)

[Racing Post 2010年9月10日「Legends race could be repeated next year」]


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