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TOPページ > 海外競馬ニュース > 2011年ブリーダーズカップはチャーチルダウンズ競馬場で開催(アメリカ)[開催・運営]
海外競馬ニュース
2010年07月01日  - No.26 - 1

2011年ブリーダーズカップはチャーチルダウンズ競馬場で開催(アメリカ)[開催・運営]


 ブリーダーズカップ社(Breeders' Cup Ltd.: BCL)は、チャーチルダウンズ競馬場を2010年と2011年の2年連続でブリーダーズカップ開催地に選択した。このことによってBCLは、その戦略的計画の一環として永続的な開催地を設けるかどうかを模索し続ける中で、年に一度のブリーダーズカップが再び小規模な競馬場で開催されることはないだろうというメッセージを送っている。

 BCLの社長兼CEOであるグレッグ・アヴィオリ(Greg Avioli)氏は6月11日、チャーチルダウンズ競馬場をブリーダーズカップの開催地に選択したことを発表する記者会見において、「この10年間に、いくつかのいわゆる伝統的ではない競馬場でブリーダーズカップを開催する試みを経験しました。今後は、規模と質を誇るブリーダーズカップを最高のイベントとして定期的に開催できる施設を求めていくでしょう」と語った。

 ケンタッキー州ルイビルにあるチャーチルダウンズ競馬場は、米国競馬において最も多くの観客を呼ぶイベントであるケンタッキーダービー(G1)とケンタッキーオークス(G1)を毎年開催しており、2010年は11月5日と6日にブリーダーズカップを開催する予定である。また2011年の同イベントは、11月4日と5日に計画されている。同競馬場はこれまでブリーダーズカップを6回開催した経験があり、ブリーダーズカップ史上において最高レベルの入場者数を動員し、馬券売上げにおいても何度か最高額を記録した。

 アヴィオリ氏は、「チャーチルダウンズ競馬場は世界一でないとしても米国で一番大きなイベントを毎年開催していて経験豊かであり、同競馬場で施行されたブリーダーズカップも成功を収めています。ロンスターパーク、モンマスパークおよびアーリントンパーク競馬場で開催を行ったときは州からの奨励金が財政的な魅力でしたが、BCLはもはやそれを受け取ることを期待していません。私たちが今後は大規模な競馬場でブリーダーズカップを開催し続けるだろうと考えて頂いて良いでしょう」と語った。

 6月11日にチャーチルダウンズ競馬場で行われた記者会見に出席していたスティーブ・ベッシャー(Steve Beshear)ケッタッキー州知事は、「州議会で承認された税政上の優遇措置が、BCLがブリーダーズカップの開催地として2年連続でチャーチルダウンズ競馬場を選択する一助となりました」と述べた。

 ケンタッキー州議会が可決した法案は税控除を規定しており、デーモン・セイヤー(Damon Thayer)州議会議員によれば、もしBCLが11月4日までにブリーダーズカップを2011年か2012年、あるいは2年ともケンタッキー州内で開催するように明言するのであれば、税控除額は年間100万ドル(約1億円)に上ると見積もられている。それ以降、ブリーダーズカップが少なくとも3年に1度同州で開催されるのであれば、税控除は適用され続けるだろう。

 以前BCLに与えられていた税控除を拡大し、民主党のベッシャー知事により署名されて法として成立したこの法案を、共和党のセイヤー議員は強く支持していた。しかし、セイヤー議員は、6月11日の記者会見に招待されず、自身の名前がBCLの役員により言及されることもなかったと述べた。

 アヴィオリ氏がチャーチルダウンズ競馬場を2年連続の開催地として選択したもう1つの要素は、カリフォルニア州およびニューヨーク州の競馬界の不安定な状況にあった。2008年と2009年にブリーダーズカップの開催地であったサンタアニタ競馬場のオークツリー開催を、永続的なブリーダーズカップ開催地とすることについて、BCLが検討を行っていると広く報道されていた。しかし、サンタアニタ競馬場の新たな所有者は最近、2016年までオークツリー協会が同競馬場でオークツリー開催を施行する契約を解除したほか、その人工馬場を従来のダート馬場に転換することを検討している。

 NYRA(ニューヨーク競馬協会)の最近の財務状況は、州から2,500万ドル(約25億円)を受け取ったという発表により改善しているようではあるが、その実態は相変わらず不安定なままである。

 アヴィオリ氏は、「この2州はいずれも現在のところケンタッキー州ほど安定しておらず、私たちはできるだけブリーダーズカップを不安定な環境に置きたくはありません。私たちは、さまざま要素に基づいてチャーチルダウンズ競馬場で開催する決断を下しました。サンタアニタ競馬場の馬場は現在、カリフォルニア州が抱える多くの不確定要素の1つです」と語った。

 アヴィオリ氏は、ブリーダーズカップは永続的な開催地を得る決定をまだしていないが、サンタアニタ競馬場オークツリー開催とチャーチルダウンズ競馬場でのそれぞれ2年連続開催は、その評価過程の一環であると語った。

 同氏は、「私たちは、ここでの2年間の経験をカリフォルニア州での経験と併せて見直しを行うこととしており、このことがこの先将来の決定を行う際に役立つでしょう。私たちは永続的開催地の構想をあきらめたわけではありませんが、今は1箇所で2年続けてやっていくことにしています」と語った。

 アヴィオリ氏はBCLの長期戦略計画の他の側面に関して、BCLは現在の14レースからなる2日間の日程について引き続き見直す考えのあることを述べた。同氏はまた、「今年は、初めて従来のダート馬場で施行される2日開催となります。BCLは、変更すべき事柄を決定するために、今年の開催終了後に出走頭数や馬券売上げを再調査するでしょう」と付言した。

 ベッシャー知事は、州内の馬産業の重要性を考えれば、2011年にブリーダーズカップがケンタッキー州に戻ってくることが望ましいと述べ、「ケンタッキー州はブリーダーズカップ開催には申し分ない場所です。ケンタッキー州の財産と歴史は馬によって特徴付けられます」と語った。

 チャーチルダウンズ社(Churchill Downs Inc.)の社長兼CEOであるボブ・エヴァンス(Bob Evans)氏は、ベッシャー知事の方に目を向けながら、「ベッシャー知事はケンタッキーの馬産業の強力な支持者です。そうでしょう?」と述べた。

 BCLのビル・ファリッシュ(Bill Farish)会長は、「チャーチルダウンズ競馬場は、ブリーダーズカップを開催するには本当に最高の施設です。おそらくもし2年間ここで大成功を収めれば、BCLの役員会は同競馬場をその後も開催候補地として考慮するでしょう」と語った。

 ファリッシュ会長は、ブリーダーズカップを3競馬場持ち回りで開催することもまだ選択肢に入っていると付言した。

By Ron Mitchell

[bloodhorse.com 2010年6月11日「Avioli: BC to Remain at Major Tracks For Now」]


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