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海外競馬ニュース
2009年02月12日  - No.6 - 2

グレートリーズ競馬場が1年足らずで閉場(イギリス)[開催・運営]


 グレートリーズ競馬場(2008年4月にイングランドで80年ぶりに開場した競馬場で、イングランド南東部エセックスにある)は、厖大な負債に押しつぶされ1月16日に閉場に追い込まれた。しかし同競馬場は約6週間後、新しい所有者のもとで競馬開催を再開する見込みである。

 グレートリーズ競馬場を所有・運営する企業グループの管財人には、デロイト社(Deloitte:コンサルタント会社)のカールトン・シドル(Carlton Siddle)氏が1月中旬に任命された。同競馬場は管財人の指示により閉場された。同競馬場の創設者であるジョン・ホームズ(John Holmes)氏の夢は経営の行き詰まりにより破綻した。

 管財人のシドル氏は就任後初めて口を開き、「すでに多くの利害関係者から接触がありましたが、全員がグレートリーズ競馬場の開催続行を望んでいます」とレーシングポスト紙に述べた。

 シドル氏は、破産手続きの一環として2月中旬に同競馬場の売却を完結させることを目標としている。売却のための評価額と入札者が考慮すべき事項をまとめた説明書は、1月22日に閲覧可能となる見込みである。

 情報筋によれば、管財人の管理下に置かれているグレートリーズ競馬場は負債約2500万ポンド(約42億5000万円)を抱えている模様である。シドル氏は、「これに関しては発言を控えさせていただきます」とのみ述べた。

By Howard Wright
(1ポンド=約170円)

[Racing Post 2009年1月21日「Great Leighs should be back racing in six weeks」]


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