6月の馬券売上げ昨年同月比16.9％減少 （アメリカ）［開催・運営］

　世界的な経済危機の競馬産業への悪影響はますます強まり、米国の2009年6月の馬券売上額と賞金額は前年同月比で2桁の減少を示した。

　エクイベース社（Equibase Co.）の7月5日の発表によれば、日ベースでの賞金額は2008年6月の1億1273万5233ドル（約112億7352万円）から2009年6月には 1億112万6923ドル（約101億1269万円）と10.3％減少した。なお、開催日数は延べ620日で、前年同月比5.6％減であった。

　馬券売上額は、2008年6月の11億9556万2620ドル（約1195億5626万円）から2009年6月には9億9357万8873ドル（約993億5789万円）と16.9％急落した。

　月毎の馬券売上額の前年同月比は、4月が10.1％減、5月には8.3％減であったが、6月には16.9％減となった。6月はホースマンが開催日数の減少と賞金の減少に直面し、賭事客が馬券売場に行く頻度がさらに減少した。

　2009年上半期（1月1日〜6月30日）の馬券売上げ総額は65億399万4769ドル（約6503億9948万円）となり、2008年上半期の72 億6540万239ドル（約7265億4024万円）に対して10.5％減となった。上半期の賞金額は前年同期比6％減の5億716万5548ドル（約 507億1655万円）となり、開催日数は前年同期比2.1％減で2814日となった。

　2008年の馬券売上げ総額は2007年に比べて10億ドル（約1000億円）以上減少した。2009年の上半期はすでに7億6140万5470ドル（約761億4055万円）減少している。

By Mike Curry

［thoroughbredtimes.com 2009年7月5日「Total wagering handle drops 16.9% in June」］