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TOPページ > 海外競馬ニュース > 騎手協会の待遇改善計画(イギリス)[その他]
海外競馬ニュース
2008年02月21日  - No.7 - 3

騎手協会の待遇改善計画(イギリス)[その他]


 イギリスの平地騎手の協会が立案したものの、物議を醸している計画がもし実を結んだ場合、トップジョッキーたちにはランクが下の同僚よりも騎乗料を多く支払われるようになる。

 騎乗料を騎手のレベルに応じたスライド制にする案は、騎手協会(Jockeys’ Association)のジョシュ・アピアフィ(Josh Apiafi)理事長が、1月26日に提案したものだ。このほか、年俸10万ポンド(約2,400万円)と言われる専属医師の雇用も提案された。

 提案された騎乗料の仕組みをどのようなものにするか、また騎手協会と馬主協会(Racehorse Owners' Association)の間で伝統的に取り決められてきた騎乗料をどの時点で廃止するかはまだ決っていない。騎手たちには深刻な懸念も生じるだろう。

 2008年、平地騎手は1回の騎乗につき100.44ポンド(約2万4,100円)を、また障害競走の騎手は137.10ポンド(約3万2,900円)を、一律受給している。

 この物議を醸している新しい仕組みについて、賛成派は、プレミアリーグのサッカー選手はリーグ2の選手よりも多く稼いでいるとか、人気サッカー選手と同レベルの競馬界のスター騎手は能力と経験を考慮して、より多くの報酬をもらうべきであるという意見である。

 勝鞍数、レースのレベル、騎手が稼いだ賞金額を基にしたポイントシステムにより、騎乗料を3〜4段階に区分する案が有力と見られている。

 今後、騎手の会合が3回予定されており、2月19日に最終決定され、その後結果が発表される予定である。

 騎手たちにスライド制について尋ねたところ、1月26日のドンカスター競馬場での会合に出席したミック・フィッツジラルド(Mick Fitzgerald)騎手は、「何も決定していませんので、何とも言えませんが、騎手協会理事長のジョシュ・アピアフィが革新的であることは確かです」と述べた。

 「下位の騎手たちは言いたいことがおそらく沢山あると思いますが、ジョシュは、すべての騎手に最善の利益をもたらすよう行動し、騎手にとってできるかぎり最高の条件となるようにベストを尽くしてくれています」。

 フィッツジラルド騎手は、「ジョシュは専属医の設置を実現してくれるでしょう。これは私たち騎手の要望でした。彼は公明正大に資金調達しました。いま私たちに必要なことは医師を雇用することです」と付言した。

 アピアフィ理事長が、騎手が診察を受けられるよう、以前の雇用主であるベットフェア社(Betfair)に、専属医師雇用に関する資金援助を頼んだとしても驚くべきことではない。

By Graham Green

[Racing Post 2008年1月28日「Jockeys to discuss sliding scale of pay」]

 


広告ロゴ料のスライド制

 

 騎乗料のスライド制の問題が混迷の度合いを深めていることから、2月5日、イギリスの騎手協会は具体的な説明をした。

 騎手協会の新理事長、ジョシュ・アピアフィ氏は、2週間前に本紙(レーシングポスト紙)が取材したときは、コメントを控えていたが、今週の本紙のコラムに掲載されたアラステア・ダウン(Alastair Down)氏とピーター・トーマス(Peter Thomas)氏の率直な意見によって、この件に関する議論がエスカレートするのを懸念して“スライド制”の詳細を明らかにした。

 アピアフィ理事長は2月5日、導入しようとしているスライド制はグループ・スポンサー契約に関するものであり、騎手のレベルをもとにした騎乗料のスライド制ではないと説明した。

 同理事長は、「騎手協会の会員が議論するためのたたき台は、騎手を5段階に分類して、乗馬ズボンに貼付ける広告ロゴに関するグループ・スポンサー契約を締結するというもので、誤まった情報が広がっています。いうまでもなく、知名度の高い騎手ほどスポンサーに高い広告料を求めることになります。その点から見れば、騎手のプレミアリーグができることになるでしょう。基本騎乗料には何の影響もありません」と語った。

 アピアフィ理事長はまた、騎手協会は近じかコンサルタント会社に委託して、騎手たちの報酬の取り分について最善の方法を検討し、まとめてもらう予定であると述べた。

 コンサルタント会社への委託調査の主要事項の1つは、イギリスの騎手とアイルランドの騎手の間の進上金の格差となろう。

 アピアフィ理事長は、「一般に騎手の進上金は賞金の10%と認識されていますが、それはアイルランドで3着以内に入った場合に支払われる額であり、イギリスでは、1着は6.9%で、2、3着は4%です。どのようなビジネスの経営責任者でも、最初に行うのは収入見込みを検討することです。それは私も同様です。その他、コンサルタント会社は、騎乗料の推移の妥当性や、他のスポーツ選手のギャラと騎乗料を比較検討することになるでしょう」と語った。

 イギリスにおける騎乗料は障害競走137.10ポンド(約3万2,900円)、平地競走100.44ポンド(約2万4,100円)である。一方、アイルランドでは障害競走163.61ポンド(約3万9,300円)、平地競走105.68ポンド(約2万5,400円)である。

 アイルランド騎手協会(Irish Jockeys’ Association)の最高経営責任者アンドリュー・クーナン(Andrew Coonan)氏は、この状況はアイルランドの騎乗料の交渉にも関連すると述べ、次のように語った。

 「より高い騎乗料を求める自由化の流れと言ってもよいと思います。騎手たちが、騎乗料の引上げを求めて、代理人を使って取り決めをする動きを止めることはできません。騎手たちには、そのような契約を結ぶ権利があります。アイルランド競馬協会(Horse Racing Ireland)も、おそらく騎手の代理人が交渉に携わることになるでしょう」。

By Rodney Masters and Brian Fleming
(1ポンド=約240円)

[Racing Post 2008年2月6日「Apiafi acts to defuse payment concerns」]


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