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TOPページ > 海外競馬ニュース > ジョッキークラブ、馬故障情報をデータベース化(アメリカ)[開催・運営]
海外競馬ニュース
2008年08月21日  - No.33 - 1

ジョッキークラブ、馬故障情報をデータベース化(アメリカ)[開催・運営]


 ジョッキークラブ馬故障データベース(Jockey Club Equine Injury Database)が7月22日に立ち上げられた。これによりサラブレッド競馬の競走中の故障に関する統計が詳細かつ全国レベルで整備され利用できる新時代に入った。

 馬故障データベース立ち上げの経緯となったのは2006年10月の競走馬福祉・安全サミット(Welfare and Safety of the Racehorse Summitレキシントンで開催)でなされた提案である。この提案を受けて試験事業が2007年6月1日に始まり、現在までに3,000件の故障データが収集された。

 競走中の故障に関する統計の取り方は統一され、かつ改善されており、馬故障データベース使用目的は次のようなものとなる。

 (1) 有効な統計が得られるように統一フォーマットを用いて、競走中の故障の種類、程度、
   頻度を確定する。

 (2) 故障のリスクが高い競走馬のもつ特性を特定する。

 (3) 安全性を高め故障を防ぐことを目指した研究のためのデータソースとして役立てる。
 

 ジョッキークラブはその子会社インコンパスソリューションズ社(InCompass Solutions)とジョッキークラブ・テクノロジーサービス社(Jockey Club Technology Servieces Inc.)を通して、この制度の運営費を負担する予定である。馬故障データベース検索のソフトウエアは、競馬場と競馬運営機関に無料で配布される。

 ジョッキークラブのアラン・マルゼリ(Alan Marzelli)会長は、「ジョッキークラブは馬故障データベースを立ち上げるため、プロジェクトの構想から実施にいたるまで相当な財源と技術的知識を注入しました」と述べた。

 ジョッキークラブは、プロジェクトのための資金提供に加えて、根幹のデータベース(エクイベース血統データおよび競走成績)を組合わせる予定である。馬故障データベース検索には北米全ての競馬場が使用しているインコンパスソリューションズ社の競馬場運営(InCompass Race Track Operations)ソフトウエアが基本ソフトとして用いられるだろう。すでに多くの競馬場と獣医委員がこのシステムを用いてレース前の獣医検査を実施している。

 2008年ケンタッキーダービー(G1)における牝馬エイトベルズ(Eight Belles)の悲劇を受けて、ジョッキークラブの競走馬安全委員会(Thoroughbred Safety Committee: TSC)が発足した。TSCのスチュアート・ジャネー(Stuart Janney)委員長は、データベースにより競走中の故障に関する決定的情報が得られるだろうと述べた。

 同委員長は、「馬故障データベースの創設により、競馬産業の重大な欠陥が是正されました。プロジェクトの試験実施段階において多くの競馬場から注目と支援を受け励まされました。データベースが完成した今日、これまでと同様のご支援をお願いします」と語った。

 マルゼリ会長は、ケンタッキー州競馬委員会馬医療担当理事のメアリー・スカラー(Mary Scollay, D.V.M)獣医学博士とカリフォルニア州競馬委員会馬医療担当理事のリック・アーサー(Rick Arthur, D.V.M)獣医学博士の功績を称えた。

 

By Frank Angst

[thoroughbredtimes.com 2008年7月22日「Jockey Club launches equine injury database」]


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