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TOPページ > 海外競馬ニュース > エア競馬場の馬場取締委員、開催中止決定の遅延を弁解(イギリス)[その他]
海外競馬ニュース
2008年06月19日  - No.24 - 2

エア競馬場の馬場取締委員、開催中止決定の遅延を弁解(イギリス)[その他]


 5月21日のエア競馬場における平地シーズンの初開催は、発走予定時間の20分後に開催中止となった。同競馬場の馬場取締委員キャサリン・セルフ(Katherine Self)氏に対し非難が高まっているが、渦中のセルフ氏は動じていない。

 3ハロン標識付近で問題のある箇所が見つかり、裁決委員は安全性を危惧し競馬場の獣医師と協議の上開催中止を決定した。このことを問題視する者はいないが、なぜもっと前に決定できなかったかをめぐって議論は深まる一方である。

 競馬場の経営陣は、専門家にその箇所の調査を依頼しているが、他方、馬主と調教師から補償を要求されるのではと警戒している。騎手からの交通費の弁償要求には騎手協会が支持する見込みである。

 騎手協会(Professional Jockeys Association: PJA)の北部地区安全担当役員デール・ギブソン(Dale Gibson)氏が、昼前にコースを歩き懸念を伝え、それでようやく正式な検査が始まった。

 馬場の保守を担当しているディーン・マッキューン(Dean McKeown)氏は、問題の箇所は、自分の腕の肘の深さまで冠水していたが、排水作業は十分に行ったと主張した。しかし、競馬開催中止に至った。

 英国競馬統括機構(British Horseracing Authority: BHA)は本件に関し、報告書の提出をまって措置を検討する見込みである。この事件は昨年9月のウォリック競馬場での競馬開催中止と酷似している。このとき、同競馬場の執行部には2,500ポンド(約60万円)の罰金が課され、馬主に補償金が支払われた。

 セルフ氏は午前6時に馬場の排水溝を点検し、不具合な点は何も見られなかったと主張している。同氏は5月22日、「私たちはその箇所で少し排水作業を行いました。もちろんそこが問題とされた箇所であることは充分承知しています。しかし、私たちが知る限り、その箇所に問題があったとはまったく考えられません」と語った。

 そこで、最近の議論にもかかわらず、エア競馬場は5月26日に実施される検査に合格し、5月29日には開催を再開できると、セルフ氏は確信している。

 開催中止の原因とエア競馬場に集中した非難についてさらに質問され、セルフ氏は次のように述べた。「現時点でコメントを述べる資格は私にありません。私自身、今日レーシングポスト紙の記事を読んでいません。出来る限りのことを行えるようにBHAおよび競馬場の執行部と連絡を取り合っています。5月29日には何としても開催が出来るよう、私たちは最善を尽くしていますし、開催できると信じています」。

 ニューマーケットからスコットランド西海岸までの無駄になった往復720マイルの旅に馬2頭を送ったジェフ・ピアース(Jeff Pearce)氏は、「まったく馬鹿げています。近頃では開催がどうなるか予測がつきません。このような長旅のあと、競走の1時間前になって問題があることが分かるなんて承服できません。私は絶対に輸送費用の請求書を提出します。これは異常事態です」と息巻いた。

 同じく、ランボーンのイーアン・ウッド(Ian Wood)調教師は、「私は管理馬の輸送費の補償を請求します。なぜ問題がもっと早くに見つからなかったのか理解できません」と述べた。

 PJAの業界連絡担当ケヴィン・ダーレー(Kevin Darley)氏は、「騎手が交通費の弁償を求めるか否かまだ何も聞いていませんが、問題になればとことん追及すべきだと考えています。私も、問題が早い時点で取り上げられず、皆が到着する前に何もなされなかったことは不満です」と語った。

 イギリス馬主24協会(Racehorse Owners’ Association: ROA)評議会の一員でROAのスコットランド代表であるアラン・ガスリー(Alan Guthrie)氏は、5月21日にエア競馬場にいた。そして5月22日に次のように述べた。「これはエア競馬場およびそこに行った人々にとって手痛い打撃でした。補償請求は避けられないしょう。競馬場が妥当な輸送費用の弁償を検討するよう期待しています。事態が沈静したらこの件についてエア競馬場のリチャード・ジョンストン(Richard Johnstone)専務と話します。馬主に補償を求める権利があることは確かです」。

 エア競馬場の開催中止にがっかりした競馬ファンに対する入場券の払戻方針に関して言えば、チケット保有者は8月末まで競馬開催への無料入場が認められる。

 2005年の夏、エア競馬場では、落馬事故のあと最終コーナーの走路に窪みが見つかり、その夏開催の日程を10月に回さざるを得なくなった。そのため9月12日に組まれていた同競馬場の2つの重賞競走のうちの1つ、ファース・オブ・クライド 競走(Firth of Clyde:G3)が出来なくなった経緯がある。

By Graham Green
(1ポンド=約240円)

[Racing Post 2008年5月23日「Ayr clerk defends procedure leading up to abandonment」]


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