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海外競馬ニュース
2008年01月17日  - No.2 - 3

カーリンの所有権の一部が競売に掛けられる(アメリカ)[その他]


 年度代表馬として有力視されているカーリン(Curlin、父スマートストライク:Smart Strike)の部分所有権が競売に掛けられる模様だ。

 カーリンの部分所有権(20%)を保有しているミッドナイトクライステーブル(Midnight Cry Stable)は、ウィリアム・ガリオン(William Gallion)弁護士とシャーリー・カニンガム(Shirley Cunningham)弁護士の共同馬主組織である。このたび、両弁護士を訴えた訴訟で、418人の原告を代表する弁護士は、このカーリンを所有しているミッドナイトクライステーブルを相手に、プリークネスステークス(GI)とBCクラシック(GI)の優勝馬であるカーリンの差押えを命じる判決を要求した。以上AP通信社(Associated Press)の報道による。

 この差押えにより、カーリンに対する部分所有権が競売にかけられ、落札によって得た資金は横領による損害の一部に充てられる。

 差押えに関する聴聞は1月22日、ケンタッキー州のフランクフォートで行われる予定である。

 ガリオン氏とカニンガム氏は、フェンフェン薬害事件訴訟の解決金として依頼人に渡すべき2億ドル(約240億円)のうち6,400万ドル(約76億8,000万円)を横領したかどで告訴されている。ちなみに、フェンフェン薬害事件は、ダイエット薬フェンフェンが心臓弁膜症の病因となるという薬害事件である。

 

[thoroughbredtimes.com 2008年1月8日「Partial ownership in Curlin could be sold at auction」]


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