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TOPページ > 海外競馬ニュース > 場内ブックメーカーの出店場所問題に関する議論(イギリス)[開催・運営]
海外競馬ニュース
2007年12月06日  - No.47 - 2

場内ブックメーカーの出店場所問題に関する議論(イギリス)[開催・運営]


 ゲリー・サトクリフ(Gerry Sutcliffe)スポーツ担当大臣は、文化・メディア・スポーツ省(Department for Culture, Media and Sport: DCMS)の特別委員会による調査がどのようなものであれ、膠着状態になっている2012年以降の競馬場とブックメーカー間の出店場所をめぐる交渉の手詰まりを打開する手助けをする意向を明らかにした。

 超党派の特別委員会は11月13日、議会で保守党のジョン・ウィッティンデール(John Whittingdale)委員長のもとで、1回かぎり2時間半の公聴会を開いた。競馬場協会(Racecourse Association: RCA)代表のスティーヴン・アトキン(Stephen Atkin)氏とキャロライン・デーヴィーズ(Caroline Davies)氏は、「ブックメーカーには自身の出店場所を永久に保持する権利はない」と主張したが、他の代表者の意見はさまざまであった。

 特別委員会の報告は、クリスマス前に公表される見込みである。サトクリフ大臣は次の構想を明らかにした。「先週、ブックメーカー側、競馬場側と話し合ったところ、打開の兆しが見られました。私は次回の話合いを取り仕切りますが、その後は中立的立場の人物に任せるつもりです」。

 今回の特別委員会に先駆けて、過去の特別委員会で、サトクリフ大臣は次のように述べている。「私は商業的枠組みの範囲内で、ブックメーカーの営業年数に応じた割当順位の決め方が認められ、妥協点を見出されるだろうと考えます。今後、特別委員会からの勧告は有難いことですが、政府が介入する問題ではありません。当事者同士の話合いで妥協点を見出せると思います」。

 サトクリフ大臣が言及する“双方が執着している立場”については、11月13日に詳しい説明がされた。RCAは、2012年にブックメーカーの出店優先順位が無くなり、それに伴い商業利用契約を適用すると述べている。特別委員会では、このことによって何が起こるかに重点を置いて議論が行われた。

 競馬場側が“そのような借地権の保証は与えていない”と主張したのに対して、ブックメーカーは、自分たちの出店場所を永久的に維持されるべきであると主張した。

 競馬場ブックメーカー連合(Federation of Racecourse Bookmakers)のロビン・グロスミス(Robin Grossmith)理事長は、数百のブックメーカーの資産価値を下げ、5年後にはブックメーカーはあって無きに等しくなりうる状況を“深刻な権利の侵害”と表現した。

 グロスミス氏は、「私たちは、2012年以降の契約についてじっくりと話すことを願っていますが、それは借地権問題が片付くまでできません」と付言した。

 ブックメーカーのキース・ジョンソン(Keith Johnson)氏は、「競馬場側は、彼らが出店場所を横取りできるというように契約を解釈しました。出店場所は私たちブックメーカーに属していると信じています。出店場所は、私たちが誠実な約束によって獲得した資産です」と述べた。

 30年にわたり場内ブックメーカーを続け、多額の投資をしたと述べるバリー・ジョンソン(Barry Johnson)氏は、「もし借地権が維持される保証がないのであれば、事業の収益を再投資することは夢にも思わなかったでしょう。私の30年以上にわたる努力が水の泡になるということです」と述べた。

 ブックメーカーは出店優先順位の維持について、競馬賭事賦課公社(Levy Board: 賦課公社)と全国賭博出店評議会(National Joint Pitch Council: NJPC)の支持を得ている。NJPCの最高経営責任者であるクライヴ・リームズ(Clive Reams)氏は、次のように述べた。「ほぼ40年間にわたって、出店場所の借地権は永久的であるということについて何人も疑いを持たなかったのです。NJPCが創設された後も何も変わっていません。出店場所の借地期間の永久性については、競馬場を含むすべての当局者が十分に認めていました」と語った。

 特別委員会のウィッティンデール委員長は、2007年3月にRCAから書簡で、2012年からの出店優先順位に関するRCAの否定的見解が説明されたが、どう思うかと尋ねたところ、NJPCのトム・クラーク(Tom Clarke)会長は“唖然とした”と答え、賦課公社の競馬担当常務理事デヴィッド・ブラッドショー(David Bradshaw)氏は“驚いた”と述べた。

 RCAはどうかといえば、アトキン氏は原稿を読み上げて、「そのような借地権の保証は与えられていませんし、このことは1998年のNJPC出店ルールの中で明らかにされています。これは、場内ブックメーカーが現在の場所で営業することを停止するのではなく、交渉の余地があるということです」と述べた。

 アトキン氏は、RCAがブックメーカーの出店料の上限に関する5倍ルール(five times rule)の変更および入札方法を検討中であると述べた。

By Howard Wright

[Racing Post 2007年11月14日「Minister states intention to help end row over pitches」]


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