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海外競馬ニュース
2007年11月08日  - No.43 - 1

白馬賞に3名がノミネート(アメリカ)[その他]


 非凡な働きをした3名の一般人が、第5回白馬賞(White Horse Award)の候補となった。この賞は毎年、レーストラック・チャプレインシー・オブ・アメリカ社(Race Track Chaplaincy of America: RTCA)により、人あるいは馬のために最も英雄的な行為をしたと判断された人に対して与えられる。

 本賞は2007年ブリーダーズカップの開催場、モンマスパーク競馬場において、10月25日に行われるRTCAの年次昼食会で授与される予定である。

 ロドニー・アンダーソン(Rodney Anderson)調教師は、コロラド州ホーリーを強力な竜巻が襲った際に3歳児を救出したことによりノミネートされた。

 同氏は恐ろしい天候の中で、木によじ登り子供を救助した。この子供は、トレーラー住宅が突風によって木立の間に吹き飛ばされ閉じ込めらていた。子供の救出後、アンダーソン氏は母親も救出するために再び木に登ったが、この英雄的な努力にもかかわらず母親はこの嵐の犠牲者となった。

 米国海軍の上等水兵ジョニー・アレドンド・ポンス(Johnny Arredondo Ponce)氏の競馬場に関係した英雄的行為は偶然によるものだった。ポンス氏は、サンディエゴ・フリーウェイを走行中1台のバンが横転したのを目撃して引き返し、腕がほぼ切断状態なっていた負傷者を発見した。この男性は、G1を7勝したラヴァマン(Lava Man)の厩務員ノア・ガルシア(Noa Garcia)氏だった。ポンス氏は海軍での訓練を生かし、ガルシア氏の腕に止血帯を巻いた。救急救命士たちは、ポンス氏がガルシア氏の命を救ったと語った。

 ミッシー・モリス(Missy Morris)氏は、西ペンシルヴァニアの繋駕速歩競馬場であるメドウズ・レースウェイ(Meadows Raceway)での馬に対する英雄的行為でよく知られている女性である。しかし、同じレースで放馬した馬を2頭追いかけたときは、彼女のファンでさえも驚嘆した。クオーターホースのニーハイ(Kneehigh)に乗ったモリス氏が、馬群の方に向かって走るパニック状態の放馬を捕まえ、この馬を引き馬誘導者に引き渡すや否や同氏はとって返し、馬群の進行方向に正面から突っ込んで、もう1頭の馬も捕らえたからだ。

 白馬賞受賞者には賞金5,000ドル(約60万円)とブロンズ像が授与される。2名の次点者にはそれぞれ1,500ドル(約18万円)と賞品が交付される。

 (注)10月25日モンマスパーク競馬場でのRTCAの年次昼食会において、ジョニー・アレドンド・ポンス氏が2007年白馬賞を受賞した。

By Steve Myrick
(1ドル=約120円)

[thotoughbredtimes.com 2007年10月20日「Three nominated for White Horse Award」]


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