EnglishKorean
中文Francais
Japanese Stud Book


世界の競馬
海外競馬ニュース(毎週更新)
海外競馬情報
海外競馬場・日程
海外競走登録・遠征情報
世界の競馬および生産統計 アジア競馬会議・競馬連盟
軽種馬登録情報
軽種馬登録ニュース
統計データベース
軽種馬の登録の仕組み
登録のあゆみ
ユビキタス関連
マイクロチップについて
申請書類ダウンロード

モバイルサイト
TOPページ > 海外競馬ニュース > サングスター氏の馬遺産を売却し、資産を整理(イギリス)[その他]
海外競馬ニュース
2007年09月27日  - No.37 - 3

サングスター氏の馬遺産を売却し、資産を整理(イギリス)[その他]


 サングスター家は、故ロバート・サングスター(Robert Sangster)氏が築いた世界規模のサラブレッド帝国の売却を発表した。

 声明は、「ロバート・サングスター氏が3年前に死去して以来、サングスター家のサラブレッド会社であるスウェテナム牧場(Swettenham Stud)はガイ(Guy)氏、ベン(Ben)氏、アダム(Adam)氏の管理のもとで運営を続けてきたが、ロバート・サングスター氏の6人の子供たち は、今後の方針を熟慮した結果、サラブレッド資産を整理することとした」というものである。

 スウェテナム牧場の約250頭の繁殖用馬はアメリカ、イギリス、アイルランド、オーストラリアで、今後10ヵ月間競売にかけられることになる。

 サングスター氏の所有馬は有名な勝負服(緑、青袖、白帽子緑斑点)のもとにサドラーズウェルズ(Sadler’s Wells)、アレッジド(Alleged)、ザミンストレル(The Minstrel)、ゴールデンフリース(Golden Fleece)、デトロイト(Detroit)、ストームバード(Storm Bird)、エルグランセニョール(El Gran Senor)、ロドリゴデトリアーノ(Rodrigo De Triano)のようなスターホースが大活躍し、同氏は1970〜1980年代にサラブレッド生産業界に大変革をもたらした。

 サッカーくじ運営会社であるヴァーノンズ・サッカー・プールズ(Vernons soccer pools)の後継者サングスター氏はイギリスで5度最優秀馬主となった後、1960年代にイギリスのチェシャー州にあった、スウェテナム牧場のもととな る牧場を買い取ってサラブレッド生産業界に進出した。そして世界有数のオーナーブリーダーとしての地位を確立した。

 同氏は欧州と米国の両方の一歳馬セリで高額入札者として頭角をあらわし、1980年代にマクツーム一族と緊迫した入札合戦を演じた。1985年のキーン ランド7月セレクト一歳馬セリ(Keeneland July select yearling auction)ではシアトルダンサー(Seattle Dancer)を1,310万ドル(約15億7,200万円)で競り落とし、当時の高額落札価格の世界記録をつくった。

 サングスター氏によるアメリカ産一歳馬の購買は、クールモア牧場(Coolmore)とアイルランドをサラブレッド業界の主要勢力とするのに貢献した。

 クールモア牧場の共同経営者ジョン・マグナイア(John Magnier)氏および偉大なアイルランドの調教師ヴィンセント・オブライエン(Vincent O’Brien)氏と共に、サングスター氏はサラブレッド事業を効率的に運用し、一歳馬セリで将来種牡馬として大成しそうな馬を見つけ出し、その馬の価値 を高めるために競馬場でレースさせた。それらの馬の多くは偉大なノーザンダンサー(Northern Dancer)の牡産駒だった。

 サングスター氏はまたオーストラリアが秘めている競馬と生産の大きな可能性をいち早く認識していた。同氏はこの国でオーナーブリーダーとして大規模に事 業を展開した。1940年にはベルデールボール(Beldale Ball)でメルボルンカップ(豪G1)を勝った。オーストラリアでの協力者、コリン・ヘイズ(Colin Hayes)氏と共に、サングスター氏は1970年代イギリスおよびアイルランドから南半球へのシャトルスタリオン事業の先駆者となった。次いで、両氏は コリングローブ牧場(Collingrove Stud)を開設した。同牧場は2005年にスウェテナム牧場と改名した。

 

By Mark Popham
(1ドル=約120円)


[The Blood-Horse 2007年8月18日「Dispersal Planned For Sangster; Heirs Restructuring」]


上に戻る