EnglishKorean
中文Francais
Japanese Stud Book


世界の競馬
海外競馬ニュース(毎週更新)
海外競馬情報
海外競馬場・日程
海外競走登録・遠征情報
世界の競馬および生産統計 アジア競馬会議・競馬連盟
軽種馬登録情報
軽種馬登録ニュース
統計データベース
軽種馬の登録の仕組み
登録のあゆみ
ユビキタス関連
マイクロチップについて
申請書類ダウンロード

モバイルサイト
TOPページ > 海外競馬ニュース > NYRA、ニューヨーク競馬の運営権の継続内定(アメリカ)[開催・運営]
海外競馬ニュース
2007年09月27日  - No.37 - 1

NYRA、ニューヨーク競馬の運営権の継続内定(アメリカ)[開催・運営]


 エリオット・スピッツアー(Eliot Spitzer)ニューヨーク州知事は、アケダクト、ベルモントパーク、サラトガ競馬場の今後30年の運営権を引続きニューヨーク州競馬協会(New York Racing Association: NYRA)に付与することを州議会に勧告した。

 同州知事は、9月4日この発表をしたと同時に、経験豊かなゲーム運営業者にアケダクト競馬場のスロットマシン4,500台の運営権を与えるよう州議会に勧告すると述べた。

 州政府の担当者によると、スロットマシン運営権の勧告は約60日以内に行われる。また、アケダクト競馬場に設置を予定している4,500台のスロットマシンにより、年間およそ6億6,000万ドル(約792億円)の売上げを見込んでいるとのことである。

 スピッツアー州知事は、「サラブレッド競馬は、生産者、競馬関係者および3競馬場の従業員など数万人を直接雇用する、州にとっては必要不可欠な産業で す。2、3年前の調査によると、NYRAの新しい首脳部は、実質的な成果を生み出し真の透明性をもって運営できるところまでNYRAを建て直しました。今 シーズンの競馬の好成績は、NYRAがこの数年で多くのことを成し遂げた証です。今回の決定により、ニューヨーク州の競馬が経験豊かな経営陣により運営さ れることが保証されます」と語った。

 ニューヨーク州議会は、スピッツアー州知事の勧告を承認する見込みだ。同州知事の発表は、キャピタルプレイ社(Capital Play Ltd.)、エンパイア競馬協会(Empire Racing Associates)、エクセルシオール競馬協会(Excelsior Racing Associates)および現在の運営権が12月31日で切れるNYRAの間で繰り広げられた激しい入札合戦の末に行われたものである。

 NYRAのスティーヴン・ダンカー(Steven Duncker)会長は、「本日の発表は過去数年間の改革努力の賜物です。州知事の支持は、NYRAが公正確保と企業内倫理において競馬産業のリーダーに なるために払った努力の証です。先日終了したサラトガ開催からも分かるように、NYRAは北米で最良の競馬商品を生み出すという立場から、努力を惜しみま せん」と語った。

 入札の際の交渉の結果、NYRAは自身が競馬場資産の所有者であるという主張を取り下げるだろう。過去52年間にわたって約4億4,000万ドル(約 528億円)の固定資産税を納付してきた以上、競馬場を所有しているのはNYRAであると主張していた。これに対して、州当局者は1983年の法律を引き 合いに出して、同法によって、NYRAの運営権終了時までNYRAに土地の所有権が付与されたのだと反論した。

 NYRAは2006年11月2日破産保護申立を行った。NYRAが競馬場の土地所有権が自己に帰属しているという主張を取り下げたことを受けて、州当局はNYRAの1億3,000万ドル(約156億円)以上の負債を免除するからだ。

 州当局がNYRAに対する債権を放棄することについて疑問をさしはさむ者もいる。しかし、NYRAのジェームス・へファーナン(James Heffernan)副会長は、「NYRAは州当局が1億3,000万ドルの負債を免除してもらう代わりに、10億ドルの土地を手放すのですから、州当局 の方が得をしているのは明らかでしょう」と反論した。

 運営権の入札においては、NYRA委員会メンバーの大幅な削減が求められた。委員は現在の28人から19人へ削減されるが、そこには州知事選出の1名、州議会選出の2名、組織を代表する競馬関係者と生産者1名ずつが含まれる。

 この発表の後間もなく、エンパイア競馬協会は声明を出した。この中には、窮地に立たされたNYRAを調査した際の、スピッツアー州知事のNYRAに対する激しい非難がいくつか引用されている。

 声明は次のように述べている。「エンパイア競馬協会は、州知事が複雑な問題に取り組んでいることは賞賛するが、今回の勧告は破たん状態の継続を意味する ものであり、競馬とニューヨーク州の納税者にとっては不利益なものである。勧告は、州北部の経済発展および競馬が必要としている創造的なビジョンを含んで おらず、否決されるべきである。競馬とゲーミングを別々に扱ってうまくいかないことは周知の事実であり、その証拠に世界で成功を収めている競馬場でこの2 つを同一団体が運営しない競馬場はほとんどない。数ヵ月前に計画が浮上したとき、この分離案は破棄されていたはずで、なぜ州知事の勧告のなかにこの考えが 生き返ったのか謎である。州知事は問題に取り組んだように見せかけて、この8ヵ月を競馬界の現状維持のために費やしたようだ」。

 

By Steve Bailey


[throughbredtimes.com 2007年9月4日「NYRA to retain New York racing franchise」]


上に戻る