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海外競馬ニュース
2007年06月28日  - No.25 - 2

BHB、調教師にスタッフ養成プログラム調査への協力を要請(イギリス)[開催・運営]


 英国競馬公社 (British Horse Racing Board: BHB)は、“厩舎および牧場スタッフに関するドナヒュー委員会の勧告”に基づく改善措置として、調査事業を行うこととし、5月30日に、すべての調教師 に対してその重要性を説き、協力を要請した。

 厩舎・牧場スタッフの“養成に関するニーズ分析”(Training needs analysis: TNA)調査は、6ヵ月の間に、免許を有するすべての調教師を対象として書面調査を行い、そのうち30%の調教師には、TNA調査チームが面接調査を行う。

 サラブレッド生産者協会(Thoroughbred Breeders’ Association: TBA)は、すでに牧場マネージャーを対象に類似の面接調査を実施中であり、その結果もTNA調査に反映される。

 BHBは、TNA調査に基づき、3年間の準備期間を経て、厩舎・牧場スタッフ養成コースを開設することになる。

 BHBの競馬産業人材養成部長サラ・ヘイ=ジャーンズ(Sara Hay-Jahans)氏は、「TNA調査は、競馬産業において雇用主と従業員双方にどのようなニーズがあるか把握するために行うものであり、非常に重要 です。時間をかけて、現場の声を集めることが大切です。そして、養成ニーズを明らかにすることで、私たちは養成事業の方向性を定め、事業予算を確保するこ とが可能になります」と語った。

 6ヵ月間の調査の仮報告書が討議された後、スタッフ養成計画の案がBHAと英国競馬教育基金(British Horseracing Education and Standards Trust)に提出されることになる。

 

By Paul Eacott


[Racing Post 2007年5月31日「BHB calls on trainers to support six-month staff needs programme」]


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