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海外競馬ニュース
2007年05月24日  - No.20 - 1

NYRA、インターネット賭事免許取得(アメリカ)[開催・運営]


 ニューヨーク 州競馬賭事委員会(New York State Racing and Wagering Board)は、4月25日、ニューヨーク競馬協会(New York Racing Association: NYRA)に対してインターネットなどの通信手段による賭事事業の免許を与えた。

 NYRAは、昨年ニューヨーク州議会がインターネット賭事を許可して以来賭事免許を求めてきた。NYRAの最高総務責任者ジョン・ライアン(John Ryan)氏によれば、NYRAはベルモント(Belmont)開催の開幕日である5月2日までにコンピューター・システムを立ち上げることを希望してい る。同氏は、「免許を受けたあと、いくつかのテストをしてシステムが正しく作動するかどうか確かめ、さらに、それを実際の環境で動かしてみる必要がありま す」と語った。 

 法律の定めでは、ニューヨークの競馬場と場外馬券発売公社だけが、ニューヨーク州内の居住者からインターネット賭事を受け付けることができる。

 NYRAは、テレビジョン・ゲームズ・ネットワーク社(Television Games Network: TVG )と在宅賭事権に関し、ニューヨーク州民とコネチカット州民を対象としない取り決めを結んでいる。その代わり、これら2州の居住者だけがNYRAのイン ターネット事業を利用できる。そのほかNYRAは、レースをネット上でライブ放映できない取り決めになっている。ただしニューヨーク州民は、ケーブルテレ ビでNYRAの競馬中継を見ることができる。

 ライアン氏は、「今までのNYRAの電話投票利用客はインターネットのアドレスを提供すれば会員番号が交付され、インターネット賭事の申し込みができるようになるでしょう」と語った。

 NYRAは、インターネット賭事のコンピューター・システムに割り戻しプログラムを設定しようと試みている。これによって顧客は月々の賭金額が一定基準に達するとリベートを受け取ることができる。

 

By Matt Hegarty


[Daily Racing Form 2007年4月28日「NYRA gets Internet license」]


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