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海外競馬ニュース
2007年03月29日  - No.12 - 2

チャーチルダウンズ競馬場、検疫施設を増設(アメリカ)[獣医・診療]


 チャーチルダウンズ(Churchill Downs)競馬場の厩舎の1つを常設の検疫施設に建て替えるという決定により、もうすぐ外国馬は検疫のために直接ケンタッキーに向かうことができる。

 現在、アメリカにある検疫施設は3ヵ所(ニューヨーク近郊、マイアミ、ロサンジェルス近郊)だけである。

 チャーチルダウンズ競馬場は、競馬場の厩舎地区にある45号厩舎の改造となる検疫施設が国の基準を満たすように、米農務省(Department of Agriculture)と共同作業中である。同競馬場の春夏期開催に向けて、4月28日の開設を予定している。

 チャーチルダンウンズ競馬場のドン・リチャードソン(Don Richardson)上席副社長は以下のように述べた。

 「常設の検疫施設と隔離施設の増設は、チャーチルダウンズ競馬場と競走番組にとって重要な一歩です。私たちの競走番組には、ケンタッキーダービー (Kentucky Derby)やブリーダーズ・カップ(Breeders’ Cup)の開催期間だけではなく、年間を通じて外国馬にとって魅力あるレースがあります。私たちはこの施設によって、世界中の馬主や調教師たちが、アメリ カが誇る最高級レースへの挑戦としてチャーチルダウンズへの出走を考えるようになることを期待しています」

 この検疫厩舎には38の馬房があり、これらはブリーダーズ・カップ・チャンピオンシップス(Breeders’ Cup World Championships)に出走する外国馬たちが利用できるように昨年秋に建設された。この検疫厩舎は、建物の半分は検疫、他の半分は隔離のために利 用するように壁で仕切られている。

 


[thethoroughbredtimes.com 2007年3月7日「Churchill Downs adds quarantine facility」]


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