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『アジア競馬会議50年の歩み』に寄せて

平成26年5月

日本は自らアジア競馬会議(ARC)創設を提唱するとともに、第1回東京大会以来、都合4回と、加盟国最多の開催国となる等、ARC50年の歴史の中で、常にアジアの競馬をリードする存在であり続けました。

 加えて、我が国は2001年、アジア競馬連盟(ARF)設立に伴い、ARF副会長及び国際競馬統括機関連盟(IFHA)執行協議会メンバーに就任し、2009年にはARF会長国となる等、競馬に係る国際会議の場において、一貫して責任ある地位を担ってまいりました。

 こうした一連の活動を通じて、日本の競馬産業全体の国際的発展に係る取組みを促し、2007年には日本がインターナショナル・カタロギング・スタンダーズのパートI 国に位置付けられる等、幾多の成果を得てまいりました。この間、多くの海外主要競走において日本馬が輝かしい勝利を飾ることもできました。

 今後とも、ARCをはじめとする国際会議において、加盟国・地域の発展に主導的な立場で取組むことにより、歴史と伝統ある我が国の競馬が国際的スポーツエンターテイメントとして益々発展することができるのです。そうした意味からも、日本の競馬にとってARF及びARCの存在は、より一層その重要性を増しています。

 このような日本の競馬の国際的な立場が形作られるに至ったのは、その時々の担当者が積み重ねてきた努力こそ、その原動力であったのです。半世紀という節目に、こうした先人たちの辿ってきた道筋を改めて振り返り、その足跡を記録として残すことは、誠に意義深いことと言えましょう。

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アジア競馬連盟
会 長 佐藤浩二



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